震災後、福島で生まれた手仕事商品に会いにいく
手と手が出会う旅 vol. 02無事に開催することができました! この旅では、福島県で震災後に生まれた手仕事商品の作り手さんを訪ねます。商品への思いを聞いたり、人々と触れ合ったりしながら、あたたかい気持ちになれた一日でした。
まず初めに訪れたのは、広野手芸有志のみなさん。広野町からいわき市に避難し、仮設住宅で暮らすおばあちゃんたちの団体です。震災によって家も畑も流されてしまった方たちは、以前は毎日行っていた農業ができなくなってしまいました。そこで、農業の次の生きがいとして、手芸を行い、ストラップやオーガニックコットンのボディタオルを作られています。手仕事グッズの誕生秘話についておばあちゃんたちに聞いた後は、参加者・スタッフもストラップづくりに挑戦!自分たちで作ってみると、ひとつひとつ手の込んで作られていることが分かります。手芸が苦手な男性方も、お気に入りの色で作って楽しそうでした。
続いてお昼休憩のあとは、津波による破壊からみごとに再生した「道の駅よつくら」にておみやげタイム。復興支援商品も販売していました。時間を少し早めに切り上げ、津波の被害の激しかった久ノ浜も見にいきました。がれきは撤去され、家の基礎や門ばかりが残る久ノ浜の元住宅街。9月に伺ったときとは異なり、工事が入っていました。これから久ノ浜はどのように変わっていくのでしょう・・・
最後の訪問場所は、福島県立平商業高校。この高校では、障害者施設や他の企業と協力して作った復興支援商品が有名です。復興支援商品の缶バッヂづくりやかつりんとうのラベル貼り体験をさせていただきました。作業をしながら、高校生と仲良くおしゃべりもでき、とても楽しい時間でした。平商業高校では、地元の文化を伝える、じゃんがら踊りやフラダンス(いわき市にはスパリゾートハワイアンズがあるため)の部活があります。今回はこの2つの体験もさせていただきました。
被災地の希望を感じる
仮設で暮らすおばあちゃんたちの明るさや、未来のために頑張る高校生の意気込みを見て、被災地の希望を感じることができました。参加者の方からも「TVでしか状況がわからなかったから、実際に自分の目で見ることが出来、またお話が聞けてよかったです。」という意見などをいただきました。今後もFukuFukuの活動を通して、FukuFukuなりの支援を頑張っていきたいと思います。ご参加いただいたみなさま、ご協力して下さった広野手芸有志さま、平商業高校さま、栃木県青年会館さま、どうもありがとうございました。