過去のインターンシップ
プロジェクト名
生活困窮家庭の子どもたちにもっと自然遊びの機会を!“自然遊びおにぃちゃん、おねぇちゃん(ボランティア)”開拓プロジェクト
受入団体
NPO法人だいじょうぶ
プロジェクト概要
家庭環境が厳しい子どもたちが求めている本気で外で遊べる環境。子どもたちに自然遊びの機会と多様な人との関わり合いを作り出し、持続可能な運営体制をつくるプロジェクト。
児童虐待防止の活動に取り組むNPO法人だいじょうぶ。家庭環境の厳しい子どもたちの居場所や生活を支援拠点に、学校が終わると子どもたちが集まってくる。彼らが必要としているのは、おにいちゃん、おねぇちゃんたちとおもいっきり遊べること。
本人たちの「求め」には、コミュニケーションや仲間の大切さなどを育んでいくことと、歳の近い先輩のロールモデルと多様な世代・人とのかかわり合いを育むことができる。彼らと遊び、育む人材として若者ボランティアを掘り起し、ボランティアの受入れの組織環境を創り、子どもに自然遊びと多様な人とのかかわり合いを創りだすプロジェクト。
背景
児童虐待相談対応件数(栃木県内)は、平成17年度には、1008件から、25年度には1566件と途中の年度の件数を見ても毎年増加している。児童虐待(身体的虐待、心理的虐待)の背景には、生活困窮(母子・父子家庭、保護者の精神疾患等の障害、就業困難状況等)などの要素があることは分かってきた。
NPO法人だいじょうぶは、2005年から、児童虐待の防止と早期支援に向けて、相談、訪問支援・生活支援、居場所づくり、教育・啓発プログラムなどの取り組み行っている。
2011年からは、母子の居場所「your placeひだまり」を開設。居場所にくる子どもたちが求めているのは、歳の近いおにいちゃん、おねぇちゃんたちとおもいっきり遊ぶこと。現在スタッフによって、対応しているが、もっと若い人たちが関わることで、居場所の子どもたちにとって将来の可能性や選択を広げることができる。
しかしながら、今まで、若者との接点がないNPO法人だいじょうぶでは、若者の支援者やボランティアの力を活かすことができていなかった。
児童虐待防止活動専門チームとともに、地域の子どもと関わる若者ボランティアチームを創出せよ。
インターン生の取組み
1か月目
だいじょうぶの業務全般の補助。→組織全体、ステークホルダー(関係者)の理解。
インターンプロジェクトの必要性の実感。
2か月目
子どもと遊びの関わりの実施から、どうしたら、もっと一緒に遊んでくれるかを考え、プロジェクトを立てる。
ボランティアプログラムの策定、募集、外部の社会資源との連携の打診・調整の実施。
3か月目
子どもとの自然遊ぶの実施。
若者のボランティアの受け入れ、実施。継続的なボランティアになってもらう支援・関わりの実施。
社内のボランティアの受け入れや確保のノウハウを残す資料の作成。
組織内のボランティア受入体制の調整。
4か月目
だいじょうぶの若者ボランティア募集の拡散。
自律的なボランティアによる遊びの実施。
募集要項
特徴1
児童虐待防止の先駆的、実践的専門チームがインターンシップの受け入れ。
児童虐待やその背景にある生活困窮家庭の支援を始めて9年。常に必要な支援は何かを問い続け、動き続けるスタッフ。近年は、子どもたちの関係性づくりや力の発散を含め、おもいっきり遊ばせられる環境が必要になっています。
特徴2
子どもと遊び、関わる若者を広げていく
多くの市民からの協力も広がっているものの、若い世代の関わりが少ない。子どもたちにとっても、年の近い、おにいさん、おねえさんとの関わりは、身近な大人になり、大事な存在です。そうした関わりが広がるを創りだす挑戦です。
期待する成果
- 地元の高校生などの若者との連携の実現
- 継続的なボランティア申込の実現
- 組織内のボランティアの受入れ体制の実現
→継続的なボランティアの確保と仕組化
→→ 子どもたちの健やかな成長
ゴール(成果レベル)
- 現在若者ボランティア1名→半年後 若者ボランティア登録15名
- ボランティア説明会の参加数 未実施0名→2回実施計50名
- ボランティアの問い合わせ0件→10件
仕事内容
- ボランティアの受け入れ体制の準備
- 自然遊びボランティアプログラムの準備
- 自然遊びボランティアの確保
- 自然遊びの実施、仕組化
得られる経験
- 児童虐待問題、子どもの相対的貧困、生活困窮等の課題のリアルに立ち向かう力(課題分析力、調整力、支援力、実現力)を手に入れることができます。
- 未来に向かって歩む子どもの力を育む経験ができます。
こんな人におススメ
- 将来、子どもの未来を明るくしていく仕事を考えている若者
- 児童虐待、生活困窮等の問題解決に、切り込みたい若者
- 子どもと若者の接点を創り、双方を笑顔にしたい若者
事前課題
なし
募集人数
1名
期間
期間4ヶ月間 300時間程度
勤務要件
勤務頻度
(学期中)週2日程度 週10時間程度(日程は、インターン生の都合により)
(長期休暇中)週4日程度 週30時間程度(日程は、インターン生の都合により)
勤務時間
9:00~17:30のうち要相談(希望者の日程を踏まえ決定)
勤務地
NPO法人だいじょうぶ事務所
(日光市今市1659-10)
JR今市駅、東武下今市駅 からバス(塩野室・小林線)「今市中前」下車
インターン生への活動支援
活動支援金支給なし
インターン生自身の経費負担
当団体のチャレンジ会員(入会金¥500/年会費なし)になって頂きます。
応募方法
希望者は下記内容を明記し、当事務局までお送り下さい。
(当プロジェクトは既に募集を終了しております)
- 氏名
- 連絡先
- 年齢
- 所属
- 希望するプロジェクト
- 一言
- なぜ「NPO法人だいじょうぶ」インターンをしたいのか(文字数は問わず)
応募先
ysn_officeアットマークtochigi-ysn.net
(件名を「インターンシップ希望」としてください)
インターン実施までの流れ
- (問い合わせや事前に相談を希望する。⇒メールまたは電話を下さい。)
- 「インターン希望」の応募メールを送る。
- 「エントリーシート」が届き、記載に送り返す。
- 事前面談 ⇒ 受入の可否
- (事前研修、目標設定) ⇒ インターン開始
受入団体紹介
年々、子どもを取り巻く家庭環境は複雑化し、虐待と言われる状況に陥ってしまう過程も様々です。少子化による育児不安、家庭崩壊、離婚、経済的困窮、過保護、過干渉などなど。
誰もが幸せな家庭を求め、誰もが幸せに生きる権利があります。「生まれてきてよかった」「生きるって幸せだなあ」と実感できるために、「だいじょうぶ」は傷ついている子どもに寄り添い、話を聴き、行政、民間、様々な機関と連携し、子どもの人権を守るために活動をしています。
NPO法人だいじょうぶ
事業内容
虐待の早期発見
早期解決の為の相談事業
養育困難家庭への訪問事業
子どもの一時預かり
子育てや虐待についての勉強会の開催
ネットワークづくり
家で安心できない子どもたちの居場所
子育てに苦しさを感じてしまう親の心の回復プログラムの実施…等
URL: http://www.npo-daijobu.com/
代表者
畠山由美
設立
2005年
経営者からのメッセージ
「ひだまりの子ども達を思いっきり遊ばせてください!」
子どもは遊びの中から感動、発見、忍耐、優しさ、社会性などなど、沢山の事を身につけていきます。
でも、ひだまりの子ども達の親は、心と経済面に余裕がないため、子どもと遊んだり、子どもを遊びに連れ出すことができません。帝京平成大学の池谷秀登教授は「子ども時代に家庭生活の遊びを体験させないと、将来子どもに悪影響を及ぼす。子どもの未来のためにも体験活動の支援にもっと力を注ぐべきだ」と訴えています。
大切な子ども時代をしっかりと生きるために、子ども達と一緒に遊び、考え、助け、励ましてくださる仲間を募集します。
NPO法人だいじょうぶ 理事長 畠山由美(はたけやま ゆみ)
代表者経歴
1961年生まれ東京都出身。1993年三つ子の子育てのため、自然豊かな日光市に転入。高齢者介護ヘルパーやケアマネージャーを経て、2005年児童虐待を防止するNPO法人「だいじょうぶ」を設立。法人設立の年に養育里親となる。2010年ファミリーホーム虹の家を開所。現在、6人の子どもたちと生活を共にしている。
事前に調べておこう
NPO法人だいじょうぶ