プロジェクトサマリー

DV被害女性の支援、子どもの貧困対策や生活困窮家庭の支援に取り組んでいるNPOが「サバイバルネット・ライフ」。支援の継続・発展にために、会員参加型の利用者支援のための会議を創設するプロジェクト。

プロジェクト名

チームワークを高めよ!女性と子どもをみんなで守る、ケース支援会議創設プロジェクト

受入団体

認定NPO法人サバイバルネット・ライフ

概要

利用者(=ケース)の問題や支援の在り方について話し合う、会員参加型の「ケース支援会議」の実施に取り組むプロジェクト。会員がケース支援に関われるような仕掛けづくりと、会議の運営準備を行っていく。同時に、組織理解のための時間を使って、職員の想いや繋がりをヒアリングしたり、社内の業務の整理や可視化、過去のデータの整理も行っていく。

プロジェクト背景

パートナーからの暴力により、心身ともに傷を負う人々がいる。これは大人だけの問題ではなく、将来を担う子どもたちの問題にもつながっている。サバイバルネット・ライフは、そのようなDV被害女性の支援からはじまった。現在は相談・シェルター事業、子どもの居場所事業などを通し、子どもの貧困対策、生活困窮家庭の支援に取り組んでいる。しかし、支援を継続していくにあたって、事業の安定化や後継者育成・世代交代といった課題に直面している。そこで、代表のノウハウやネットワークを社内に共有していくためのヒアリングや業務の整理・可視化、ケース支援会議を行う。インターン生の介入により、ニーズの高い支援活動の継続・発展がなされることを期待する。

インターン生の取組み

1~4日目

社内の理解、各業務のヒアリング・棚卸・記録。

5~10日目

会員参加ケース支援会議の在り方、企画づくり。

11~15日目

会員へ呼びかけ。メール、電話等で、説明。

16~18日目

ケース会議の準備と実施。

19~20日目

今後のケース会議の実施に向けて準備。

特徴

サバイバルネットライフ3

特徴1

社会的にも注目度の高い国内貧困問題、その対策支援の現場で活躍できる。

サバイバルネットライフ2

特徴2

組織運営について理解し、関係者を巻き込む事業運営のノウハウを得られる。

期待する成果

  • ケース会議を1回実施
  • ケース会議会員参加20名

仕事内容

  1. 職員への業務ヒアリング、過去データや業務の整理と可視化
  2. 会員参加型ケース支援会議の企画・運営

得られる経験

  • DV被害者や貧困家庭支援の現場で必要な知識
  • 個人間の想いを繋ぐためのコミュニケーション力
  • 過去のデータを活かすための分析能力
  • チームをまとめ、発展させていくためのノウハウ
  • 課題解決に向けた企画作成能力

出会える職業

公務員、NPO職員、弁護士、裁判所職員、警察官、児童福祉関係、婦人保護関係

こんな人におススメ

  • DV被害を受けている女性や貧困に苦しむ子どもの力になりたい人
  • 誰もが安心・安全に暮らせる地域づくりに貢献したい人
  • 積極的な支援者をもつ組織を内側から見てみたい人
  • 人権問題や男女共同参画社会の実現に向けた取り組みに興味のある人

事前課題

  • なし

勤務条件

期間

20日間(150時間程度)

勤務頻度

学期中

週2日程度

長期休暇中

週4日程度

勤務時間

学期中

(平日、曜日は相談可)

長期休暇中

(平日、曜日は相談可)

勤務地

〒323-0827
栃木県小山市神鳥谷(ヒトトノヤ)931-3
小山市役所神鳥谷庁舎2階

活動支援金

活動支援金支給

なし

交通費支給

なし

応募方法

希望者は以下よりエントリーシートをダウンロード、記載の上、当事務局までお送り下さい。

追ってこちらよりご連絡いたします。

実践型インターンシップ エントリーシート ダウンロード

応募先

ysn_officeアットマークtochigi-ysn.net

(件名を「サバイバルネット・ライフインターン希望」としてください)

経営者プロフィール

認定NPO法人サバイバルネット・ライフ

理事長

仲村 久代

DV被害女性の支援を続けて20年以上経ちました。女性と子どもたちが健康で安心して暮らせるための条例策定・仕掛け作りや、緩やかなネットワーク作りなどを行政やNPO と共に作ってきました。これからも、小さな声、声にならない声を聴き取り、女性と子どもの同伴者であり続けたいと思っています。

経営者メッセージ

生きることが困難な女性と子どもたちに、貴方の手を貸して下さい

DV防止法のない1996年から、DV被害者支援をしてきました。活動を初めて20数年、未だにDVや子ども虐待は右肩上がりに増え続けています。DVを長く受け続けてきた女性と子どもたちの心身の傷は深く、その影響は長く続きます。暴力から避難しても、見つかる事の恐怖心や、ウツで家事も育児もできない母親、安全な暮らしになった途端、学校へ行かなくなる子どもたちがいます。

そんな女性と子どもたちの悩みや困りごとを、いつでも相談できる実家のような存在でありたいと、地域の中で長期的総合的支援をしています。昨年から、小山市の要支援児童の放課後預かり事業を始めました。この事業の内容は、食事が十分にとれない、衣類を洗濯してもらえない、入浴できないなど、ネグレクトで当たり前の暮らしができない家庭の子どもたちを放課後自宅に迎えに行き、夕食を共にし、入浴、宿題などの学習支援をして、自宅に送り届ける事業です。食事つくりや入浴などどうしても女性スタッフに偏りがちですが、父親のいない子どもたちに男性スタッフの必要性を強く感じています。一番愛され、信頼できる存在であるはずの親から虐待された子どもたちに、大人に対する信頼を回復し、子ども時代を「子ども」として、生きる事ができるよう、皆様のお力をお借りできたらとてもうれしいです。

認定NPO法人サバイバルネット・ライフ 理事長 仲村 久代