プロジェクトサマリー

インターン生が企業と学校の連絡窓口となり、障がい児の職業体験学習の実施に向けて準備する。障がい児たちが地域の人にラーメンを振る舞うことで、子どもの職業意識の醸成、地域コミュニティづくり、新たな社会貢献モデルの実現につながる。

プロジェクト名

ラーメン屋が創る特別支援学校のわくわく仕事体験プロジェクト

受入団体

loopqool株式会社(俊麺なが田)

概要

障害を持つ子どもが、ラーメン屋を1日自分たちで運営し、店舗を地域開放し、新たな繋がりを創りだすプロジェクト。特別支援学校に通う中等部(富谷特別支援学校)がチームとなり、製麺、仕込み、盛り付け、運び、接客、レジ、掃除などを社員と行い、地域の人に有料で振る舞う。上記を実施できるようにインターン生は、学校との連絡窓口となり、社内準備や合意に取り組み、実現に向けて取り組む。

プロジェクト背景

障がい者雇用の現状は厳しく、採用対象となる求職活動中の障がい者は5~10人に1人しかいない(厚生労働省「身体障がい者、知的障がい者及び精神障がい者就労実態調査」より)。そんな中、特別支援学校など障がい児のいる学校も、子どもたちの進路を考えるうえで、働く機会や働く大人との関わりを求めている。そこで、強い思いやりの心を持ちながら人気ラーメン店・俊麺なが田、濃厚豚骨NOTON、陽東豚骨YOTONを経営するloopqpool株式会社の社長は、雇用を含めた障がい者の就労支援を実現したいと考えた。飲食店として本業を活かしたスマートな社会貢献事業として、障がい児たちの職業意識を広げ、彼らの自信につなげるとともに、活き活きと働ける可能性を広げる事業である。

インターン生の取組み

1ヶ月目

ワクワク仕事プロジェクトの企画書づくりと特別支援学校との打ち合わせ、社内準備

2か月目

特別支援学校との打ち合わせ、社内準備

3か月目

プレスリリース、社内準備

4か月目

実施、他ラーメン店への取り組みの拡散、継続実施のための準備

特徴

特徴1

学校と会社を繋ぎ、障がい児の働く未来を広げることができる。

 

特徴2

障がい者雇用拡大に向けて、人気ラーメン店における新しい取り組みの現場で活躍することができる。

期待する成果

  • 学校との連携の提案書ができる
  • 学校との連携ができるようになる
  • 実現に向けた準備プロセスが見えるようになる

仕事内容

  • 障がい児の職業体験プロジェクトの企画作成
  • 特別支援学校との打ち合わせ
  • 社内準備
  • プロジェクトのプレリリース
  • 情報発信
  • 障がい児の職業体験継続実施のための準備
  • その他業務のサポート

得られる経験

  • 障がい者雇用の現場において必要な知識
  • さまざまな立場の人とつながるためのコミュニケーション力
  • 新しい試みのために試行錯誤し、アイディアを生み出す力
  • 相手を思いやり、喜んでもらうための、おもてなしの技術
  • 課題解決のための企画作成能力
  • 会社と学校をつなぐ企画提案力

こんな人におススメ

  • 思いやりの心を大切にする社長のもとで、企業内外に幸せを届けたい人
  • 障害者が活き活きと働ける場づくりを支援したい人
  • 地域に愛される企業づくりに興味のある人
  • 美味しいものを通じて、様々な立場の人に喜んでほしい人

事前課題

  • なし

勤務条件

期間

期間は応相談(計300時間程度)

勤務頻度

学期中

応相談

長期休暇中

応相談

勤務時間

学期中

(平日、曜日は相談可)

長期休暇中

(平日、曜日は相談可)

勤務地

栃木県宇都宮市不動前2丁目2-30

活動支援金

活動支援金支給

なし

交通費支給

なし

応募方法

希望者は以下よりエントリーシートをダウンロード、記載の上、当事務局までお送り下さい。

追ってこちらよりご連絡いたします。

実践型インターンシップ エントリーシート ダウンロード

応募先

ysn_officeアットマークtochigi-ysn.net

(件名を「俊麺なが田インターン希望」としてください)

経営者プロフィール

loopqool株式会社

代表取締役

永田俊一朗

福岡県福岡市出身 明治学院大学法学部卒業。大学時代を含めラーメン店にて5年間の修行を経て、派遣会社に就職し宇都宮にて勤務2008年リーマンショックによる派遣切りの波に押され2009年6月に退社。2009年8月宇都宮市不動前にて俊麺なが田を創業。2011年濃厚豚骨NOTON、2014年陽東豚骨YOTONを開店し現在に至る。

経営者メッセージ

本業を通じて社会に貢献できることを見つけたい…

美味しいラーメンを食べたい人に美味しいラーメンを提供する。 ラーメン屋がやるべきことはコレだと思っていました。うちの大切なスタッフのお子様に障害を持ったスタッフがいることを知り、もう一歩踏み出せば、自分たちにもできることがあるのではないか。そう気付かされました。

ラーメン屋の業務内容は一人でやるのは大変です。スープの灰汁をとる、焦げ付かないようにかき混ぜる、スープの味をチェックする、チャーシューの味付けをする、オープンで焼き上げる、食べやすい大きさにカットする、ネギを切る、味玉を仕込む、香味油を作る、餃子を作る、床を掃く、テーブルを拭く、お箸や紙ナプキンを準備する、レジのつり銭を準備する、お客様を出迎える、お冷を持っていく、オーダーをとる、麺を茹でる、スープを張る、盛り付ける、商品を運ぶ、お会計をする、お見送りをする、食器を下げる、食器を洗う…

でも業務を細分化すれば、簡単な作業の積み重ね。策割分担をうまくすれば、みんなで支え合うことが出来れば。最高のラーメンが最高の営業が出来るのではないか。そんなあったかいラーメンを一緒に作りたいです。

loopqool株式会社 代表取締役 永田俊一朗