過去のインターンシップ

プロジェクト名

障害者の自立のための営業。ふくふく亭販売向上プロジェクト

受入団体

ふくふく亭

プロジェクト概要

本格中華料理

“無添加の本格中華料理”を提供するふくふく亭は、その味と安さに加えて、もう1つの特徴が。東京で修業し経験の長いベテラン料理長をはじめ、お店を切り盛りする人の多くが、精神に障がいを持った方々です。障がいを持った方々が自信を持ちながら、安心して地域社会で暮らす事ができるようにするために、ふくふく亭の本格中華料理を多くの人に届けたい。そこで、障がい者の自立のために、営業活動を行います。お店のチラシの配布やお弁当宅配への同行。そこからより多くの人にお店を知ってもらい、かつ障がい者の自立に繋げていくプロジェクトです。

募集要項

特徴1

“働く喜び”を創る

障がいを持った方は、障害者年金による生活支援だけでは手に入らないコトがあります。その一つが“働く喜び”。社会に必要とされている存在であること、人に喜びを提供できる存在であること、それを実感しながら働くことで、ディセントワークを実現しながら、お客さんに喜ばれる中華料理をつくり、地域社会に貢献できるお店を目指します。

特徴2

“営業=障がい者の自立”

障がいをもった方の賃金は決して十分ではありません。そこで、ふくふく亭は、従来のこういった施設以上に高い賃金を支払うことを目指しています。それは単に、労働対価を渡したいのではなく、「人間らしい選択」ができる自立のためと考えています。美味しい料理を食べて喜ぶ人が増えること=障がい者が自信を持って地域で暮らす事ができること。それらの実現を目指します。

期待する成果

お店と味を知ってもらう人が増え、働く人の働きがいと生きがいが高まる。

仕事内容

  1. 営業活動で新規チラシ掲示先の開拓
  2. お店を知ってもらうための情報発信の充実
  3. お弁当宅配等の同行

 得られる経験

  1. 障がいを持っている方の自立支援の視点
  2. 地域社会でのネットワークの構築の仕方と力
  3. 営業と経営の理解
  4. 仕事の社会貢献性の高さの実感
  5. 本格中華料理の味

 対象となる人

  • 障がいを持っている人の自立をテーマに、勉強している学生・若者
  • 障がいを持っている方の地域での暮らしに関心がある地域福祉を学ぶ学生
  • 障がい者×仕事づくりなどのコミュニティビジネス、ソーシャルビジネスを考えている学生
  • 社会課題解決を仕事にしていきたい学生

事前課題

なし

期間

9月2日~9月17日(土日、休み)

勤務要件

勤務頻度

週5日

勤務時間

平日 9:00~17:00

勤務地

ふくふく亭

(宇都宮市東峰町)

インターン生への活動支援

活動支援金支給

なし

交通費支給

なし (要相談)

インターン生自身の経費負担

なし

応募方法

希望者は下記内容を明記し、当事務局までお送り下さい。

(当プロジェクトは募集は既に終了しております。)

  1. 氏名
  2. 連絡先
  3. 年齢
  4. 所属
  5. 希望するプロジェクト
  6. 一言
  7. なぜ「ふくふく亭」インターンをしたいのか(文字数は問わず)

応募先

ysn_officeアットマークtochigi-ysn.net

(件名を「ふくふく亭インターン希望」としてください)

受入団体紹介

特定非営利活動法人ほっとスペースひだまり ふくふく亭

事業内容

主に精神の障がいを持つ人に対して 障がい年金と工賃で地域で自立した生活が送ることが出来るように生活相談 、住まいの場の提供、職業指導、訓練を行う。

URL: http://fukufukutei2013.blogspot.jp/

理事長

渡辺こずえ

設立

平成19年3月

代表者からのメッセージ

”自分で自分を育てること”

人は自然に子供のころより育った家庭環境や養育環境によって価値観や人生観を身につけます。しかしながらそのような考え方や感覚が自分に合わない時、その感覚や考え方は自分自身を縛りつけてしまい、自己閉塞感に陥ってしまいます。生まれ育った家庭環境や養育環境から身に付けた価値観や人生観、考え方を客観視して自分を補正してゆくように努める作業はとても困難ではありますが、この作業をなくしては1人の自立した人間になることは難しいと思います。ある程度の意図をもってどういう人間になりたいのかを明確に描き自分の人生の主役になってゆく前提の作業でもあります。

「生きづらさ」という言葉がありますが、この生きづらさは社会とのあつれきだけでなく自分の中にある価値観や生き方のずれが呼び起こしているような気がします。自分に合った価値観や人生観を身につけてゆくには、自分の知っていると思っている社会を一度裏側から見てみる必要があると思います。また、価値基準や生活環境、成育歴の違う社会に生きている人達の持つ考え方や感覚にどんどん触れてゆくことが必要です。

私が生まれ育った家庭環境には世間一般でいうところの恵まれた環境でしたが、私はずっと生きづらさを抱えていました。家庭環境の価値観でみると自分の事が肯定できないのです。親への依存も高かったので、自分に自信もありませんでした。しかし、この悪い循環から抜け出すことの一つとなった契機は、横浜・寿町の生活相談ボランティアでした。路上生活者にとって現代日本のサービスは皆無に近いものでした。路上に出たのは自己責任だ。だから救出する必要はない。みなさんそう思いますか?私はずっとそれまではどこかでそう思っていました。でも、実際はどうなのだろうと考えるようになりました。それから少しずつ自分の中の生き辛さは解消されるようになったと思います。また、それと同時に社会を変えてゆきたいと思うようになり、現在の仕事に就いている次第です。

現在の仕事を行っている上で大切にしている循環があります。①障害のある人が技術指導、職業訓練、生活相談等のサービスを受けつつ、働く場の提供を受ける。②障害のある人が技術を習得しながら中華レストランに来たお客さまに喜ばれ、また、おいしいお弁当を作る。③障害のある人がある程度の賃金を得て、障害年金と合わせて自立した生活を送ることができる。自尊心の回復につながる。④お客様はおいしいお弁当を適正価格で食べる事ができる。今まで福祉の業界では障害のある方はサービスの対象者としてだけ存在し、支援者は支援者の役割だけをになう膠着した社会でした。このような社会ではなく役割が循環してゆく社会が健全なものではないでしょうか。なぜインターン生を募集するのか:福祉の現場は社会のひずみを多く請け負っています。インターン生にまずは、福祉の現場と現実を知ってもらいたいと思います。そして、社会のひずみを直してゆく事がどう次世代の活力ある社会へつなげる事ができるのか展望を描いてほしいと思います。営業活動を行ってゆく中で実際に今の自分にできる事を現実的に検討しながら行動するスキルを磨いていってほしいと思います。

ほっとスペースひだまり ふくふく亭 理事長 渡辺こずえ

代表者経歴

横浜・寿町での路上生活者を対象とした生活相談ボランティアを機に、社会が内包する「生きづらさ」を解消するための活動を開始。現特定非営利活動法人ほっとスペースひだまり理事長。

事前に調べておこう

中華料理 ふくふく亭

http://fukufukutei2013.blogspot.jp/

特定非営利活動法人ほっとスペースひだまり

http://www7.ocn.ne.jp/~hidamari/