デモクラティックスクール・つながるひろば
iDEA→NEXT 2015 プロジェクト名:
子ども・若者が自分で考え、人や自然と調和し、自分らしく生きる社会をめざす学校設立
宇賀神 雄太(iDEA→NEXT2015審査員特別賞受賞)
1.プロジェクトの紹介をお願いします。
子どもが主体的に成長する教育活動を行っています。次の2つが教育実践の基礎になっています。
①自分の興味関心から始まる自己選択・自己決定・自己責任のある自由な学び
②予算の使い方、校則など学校の決まりごとは全て話し合いの場を設け、1人1票の投票で決定する子ども参加の自治
を行っています。自分らしく成長し、自分らしく生きる人が増え、お互いが生きやすい社会になれたらと考えます。
2.iDEA→NEXT後のプロジェクトの進展は?
主に次の3つが始動しています。
①体験活動(随時受付中)
②学校説明会(毎月開催)
③Facebookページによる情報発信
を行っています。
各状況について体験活動では、8日間の開校、3組の参加がありました。子どもたちは、その日の活動を自分で考え、決めて、行っていました。例えば、昆虫採集、バドミントン、図鑑閲覧、ピアノを弾くなどを行っていました。晴れた日には、よく近くの公園やグランドに行きました。2人以上の参加の時は、お互いの違う関心が刺激し合うことで活動の種類が1人の時より多く見られました。5月以降は、残念ながら参加がありません。
説明会は、これまでに先輩スタッフ、OB、保護者の方をゲストに招き過去7回実施しました。毎回2~7名程度の参加ですが、ゲストの経験から得るものが様々あるようで、リピーターが多いです。
Facebookは、200を超えるいいね!のうち県内の人は、半数未満かと思います。地域の人々への周知拡大は、今後の課題です。
3.iDEA→NEXTに参加して得たことは?
周囲の理解です。本当にこのプロジェクトをやるんだという私の意思が周囲に伝わり、様々な助言や支援をいただく、きっかけになりました。また新しい人脈とつながるきっかけにもなりました。
4.iDEA→NEXTに参加して楽しかったことと辛かったことは?
楽しかったことは、自分のプロジェクトをじっくり人に聞いてもらえたことです。人と話している中で、新たな気づきや知恵を得ました。今もスタッフや仲間と情報交流をしています。辛かったことは、主に1人でプロジェクトの立案、計画、準備を進めなければならなかったことです。考えに詰まった時に、グループ参加の方々を見て、プロジェクトを進めていく上で仲間の大切さを感じました。当面は、大学生をはじめ子どもたちと一緒に活動をしてくれる方、あるいは学びの支援をしてくれる方などプロジェクトを応援してくれる人の輪を拡大していきたいです。
5.これからのiDEA→NEXT参加者に対してメッセージをお願いします!
自己実現の過程には、1人あるいは、1団体では困難なことも多く出てきます。その時にユースやその仲間たちの存在は大きいです。今後、参加者が増えれば、その分強みを活かし合うことができるので、お互いの自己実現の可能性も高まると思います。これからの参加者の関心や強みを楽しみにしております。一緒に良き未来をつくっていきましょう!