ソーシャルビジネスを学ぶ

11/23(土)先月開催された「ソーシャルビジネスフォーラム in 宇都宮」に続き、それをさらに発展させたセミナー「ソーシャルビジネスセミナー in 宇都宮」が開催されました。

講師は日本の社会事業家育成の草分け的存在であるNPO法人ETIC.のインキュベーション事業部マネージャー佐々木健介さん、また集まった参加者の方は年齢も属性も様々な男女計14人、この面々でこれからどんなプログラムが繰り広げられていくのでしょうか…?

ETIC.と日本のソーシャルビジネス

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まず佐々木さんが話して下さったのはETIC.及びソーシャルビジネスの創世記について。
今では幅広い社会起業家を育成しているETIC.も前身は学生起業家ネットワークとしてスタートし、ETIC.と名前を変えたころにはITインターンコーディネートを業としていたそうです。その後ITバブルが弾け、それを機に社会起業家支援をスタートさせ今現在の体制に。またソーシャルビジネスが日本に普及しだしたのは既存の利益優先のビジネスとは異なる「ソーシャルビジネス」を提唱したバングラデシュのムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞したことからだとも述べていました。

またソーシャルビジネスとは「プライベートと仕事を近づける」「社会も地域も家族も自分も持続可能である新しい生き方」と力強い言葉も飛び出します。

一通りの佐々木さんからのイントロダクションが終わってからは、参加者同士それぞれ自己紹介の時間に。
「自分の想いと仕事の現場の差が埋められない…」「地域参画する人が増えるといい」「人の巻き込み方を知りたい」などソーシャルビジネスを志している者同士とはいえそれぞれ様々な悩みが飛び出します。

さらにその後は病気の子を預かる保育サービスである認定NPO法人フローレンスやセルフ健康診断を打ち出したケアプロ株式会社など実際の事例を紹介し、NPO・株式会社どちらの形でもソーシャルビジネスになりうることを説明していきます。

ワークショップとシェアタイム

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そして佐々木さんの講話が終わり、それからは自分の内にあるアイデアを発表し他の人のフィードバックを得る時間。自分のプランを発表する方も聞いてアドバイスをする方も時には笑いも交えつつ、真剣な表情になっていきます。

最後は、それぞれの話し合いの中からシェアしたいもの、掘り下げたいものに佐々木さんが答えていきます。
「教育に関する事業会の実例が聞きたい。」
「そのプランが本当に必要とされているかはどうやって確認していく?」
「仲間・協力者はどうやって探していく?」
など参加者の方々から次々と質問が飛び出します。

最後は各自得たもの・明日から始めることを発表し、セミナー第1・2回は無事終了。ソーシャルビジネスに限りませんが、自分にとって未知のことはなにが正しいかなどというものはなかなかない世界ですが、それでも何かを掴んだ参加者の皆さんの顔はどことなく満ち足りた表情をしていたのが印象的でした。

参加者の皆さん、佐々木さん、ご参加&講話、誠にありがとうございました!

残り3回も皆さんよろしくお願い致します!