プロジェクトサマリー

塩谷町の宿泊・自然体験施設「くまの木」。農村地域での暮らしの魅力を発信するため、ヒアリングやアンケートをもとに、農家、農産物のリストとパンフレットを作成するプロジェクト

プロジェクト名

生産者と消費者の想いをつなげ!“くまの木”の魅力発信プロジェクト

受入団体

特定非営利活動法人 くまの木 里の暮らし

概要

地元農家へのヒアリング・取材をもとに、地元農産物のよさや生産者が見えるパンフレットを作成する(宿泊者が食堂で回覧するもの)。その前段階として、①職員と農家のつながりなど暗黙知となっているものも多く、組織全体で共有・可視化できる“くまの木”協力農家一覧を作成する。②宿泊客やネットユーザーへのアンケートも行い、提供される食事の材料となる農産物について消費者が知りたい情報とはなにかをまとめる。

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プロジェクト背景

塩谷町にある、廃校を利用した宿泊・自然体験施設「星ふる学校 くまの木」。年間5000人以上が利用(2013年度)するこの任期の施設では、地元の農産物を利用した食事を提供している。くまの木職員は、地元の魅力をもっと伝えるためには、食事にくわえてその材料となる農家や農産物についての情報も発信していく必要があると考えている。しかし、施設での業務が忙しいため、職員それぞれが情報を持っていても、それを共有し、十分に生かせないというのが現状である。そこで、情報共有とさらなる魅力アピールのため、インターン生にはメニュー開発に利用する生産者・農産物のリストやパンフレット作りのミッションが与えられることとなった。

インターン生の取り組み

1~2週目

業務内容の理解、職員・地元農家へのヒアリング、宿泊客・ネットユーザーへのアンケート

3~6週目

ヒアリング・アンケート続行、リスト作成

7~8週目

生産者・農産物紹介パンフレット作成

特徴

特徴1

実際の農家の声を聞くことが出来、農村地域での暮らしの魅力を実感・発信できる

特徴2

自ら情報を発信し、それを活かして作成した資料を多くの人に見てもらえる

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期待する成果

  • 生産者・農産物リストの完成
  • 生産者・農産物紹介パンフレットの作成

仕事内容

  • 地元農家へのヒアリング、
  • 施設利用者・ネットユーザーへのアンケート調査
  • 生産者・農産物のリストとパンフレットの作成

得られる経験

  • 農村地域での暮らしに関する知識
  • 生産者の想いを聞き出すためのコミュニケーション力
  • 調査データを活かすための分析能力
  • 効果的に情報発信をするための広報企画・デザイン力

出会える職業

  • NPO職員
  • 農業従事者

こんな人におススメ

  • 農村地域での暮らしに興味がある人
  • 農業従事者の声を聞いてみたい人
  • 自分で作成した広報資料を多くの人に見てもらいたい人

事前課題

なし

勤務条件

期間

長期休暇中9月5日~9月30日の内150時間程度

勤務頻度

学期中:週3日程度

長期休暇中:週5日

勤務時間

学期中:週3日(平日、曜日は相談可)平日10:00~~17:00

長期休暇中:平日

勤務地

〒329-2213

栃木県塩谷郡塩谷町大字熊ノ木802番地 星ふる学校「くまの木」内

プロジェクト担当者

加納麻紀子

活動支援金

活動支援金支給

なし

交通費支給

なし(要相談)

応募方法

希望者は以下よりエントリーシートをダウンロード、記載の上、当事務局までお送り下さい。

追ってこちらよりご連絡いたします。

実践型インターンシップ エントリーシート ダウンロード

応募先

ysn_officeアットマークtochigi-ysn.net

(件名を「くまの木インターン希望」としてください)

経営者プロフィール

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特定非営利活動法人 くまの木 里の暮らし

理事長 手塚 功

宇都宮大学卒業後、塩谷町の公民館で自然観察会の指導者を務める。これがきっかけで、熊ノ木小学校閉校時に設置された「熊ノ木小学校跡地利用検討委員会」に参画。当法人設立後、監事、理事を経て、平成24年9月から理事長に就任。日本野鳥の会栃木(副代表)、NPO法人オオタカ保護基金(理事)、栃木両生爬虫類の会(幹事)など自然系の団体に所属するほか、栃木県自然ふれあい活動指導者、栃木県生物多様性アドバイザーなども務めている。

団体webサイト http://www.shioya-kumanoki.com/

経営者メッセージ

-皆さんの感性とクリエイティビティに期待しています!-

美しく大きな高原山、そしてそこから湧き出る豊かな水。そんな環境を活かして農林業を中心に世代をつないできた塩谷町がわたしたちの活動拠点です。水はもちろん、お米も野菜も本当においしいところです。少子高齢化、人口流出といった課題を抱えてはいますが、豊かな自然環境の中にあるこの地の暮らしはとても魅力的です。また、「自然の営みと人々の暮らしが調和する社会」を考えるとき、ここで紡がれてきた暮らしはこれからのわたしたちの生き方、暮らし方に多くの示唆を与えてくれる大切なものだと思っています。

NPO法人くまの木里の暮らしは、次世代につながる魅力ある地域づくりに寄与することをミッションに掲げ、地域の資源と農山村の環境に軸足を置いて各種の取り組みを進めています。当法人の主力となる事業は、平成11年3月に閉校となった塩谷町旧熊ノ木小学校を活用した、宿泊型体験交流施設“星ふる学校「くまの木」”の管理・運営です。わたしたちは、星ふる学校「くまの木」を訪ね、滞在してくださる多くの方に、この地域、ひいては農村地域の魅力や価値をたくさんお伝えしたいと思っています。日常的な運営の中でもさまざまに工夫をしているところではありますが、今回、スタッフ以外のいわば“新鮮な目”を借りて、当施設で提供している塩谷町の農産物とその生産者にフォーカスし、その魅力を伝えるひとつのツールを作成したいと考えました。情報を集め、とりまとめ、伝えたい人にしっかりと伝わるように発信する-簡単ではないかもしれませんが、やりがいがあるとてもクリエイティブな仕事です。楽しく取り組んでいただければと思っています。