とちぎユースサポーターズネットワークでのインターンを経験して

2020.08.19

皆川美咲 茨城県水戸市出身

1.インターンに参加した動機

大学を卒業し、社会人1年目で会社員として働いていたのですが、このままの働き方でわたしはいいのだろうか?このまま働き続けて自分に成長はあるのだろうか?と疑問が膨らみました。大学入学から栃木で暮らして早5年、大学を卒業する前から宇都宮市内の会社のお手伝いをしており、それもあって栃木で就職をしました。働く中でここにいて自分は成長できるのだろうか、自分の力をもっとつけたいという気持ちが沸き上がってきました。そんなとき「とちぎユースサポーターズネットワーク」で働く人を募集してるらしいという情報を耳にして代表の岩井さんとお話しました。大学時代、存在は知っていたけれども私から見るとキラキラしていて近づき難い印象がありました。社会の先を走っていて、変わった人、気の強い人、自信たっぷりな人がたくさんいて、私みたいに起業に興味がない、まちづくり活動をしたことのない私は関わることのないまぶしい団体だと思っていました。まずはインターンで一緒に働いてみない?と誘われ、インターン生としてお世話になることになりました。

2.行った取り組み

私の行った取り組みは大きく3つです。

1つはやりたいことが見えていなかったので、まずはユース全体を掴むということで2019年度の年次報告書を作成しました。ユースの全体のことを知ることでユースの事業領域の広さに驚きました。また、一から考えて作っている事業も多く、どんな未来を実現したくて事業を考えたり行動しているのかがひとつひとつあり、驚きました。

2つ目に、事業領域が多いだけでなく業務もたくさんあるので、必要のない業務を最小限にするという任務を任されました。何が必要で何が必要ないのか考えるのは難しく、任務をやり遂げられたというには自分の働きは不十分でした。

3つ目に、コワーキングスペースaretの運用をしました。ただの作業場所というよりは、人と人とが繋がる場所というところに共感しました。新型コロナウイルスの影響で私のインターン期間は営業が難しく、内部環境を整えました。アレットに訪れる人たちと話をする中でそれぞれが持っている想いを聞けたのが印象的でした。

3.インターンを通して振り返り

現在進行形でaretの運用をしていますが、何もない状態から形を整えていく難しさを感じています。また、新型コロナウイルスの影響でインターン期間はコワーキングスペースの営業を停止していたのでこれからが本番です。まだ、イベント利用を大々的に広報するのはまだ難しいですが少しずつ運営していきたいです。aretの想いを大切にしながらより良い空間にしていく工夫をし続けていきたいと思いました。

また、ユースには自分の力でどんどん進んでいける学生もいれば、挑戦したいけど何をしたらいいか分からない学生もいると知り、その人たちの話を聞いていると、とても共感できます。そんな一歩踏み出したい人が足を踏み出すために私ができることを実施していきたいと思いました。また、今まで自分の価値観と周りとのギャップに苦しみを感じた経験もあるので、良いことをしようとしている若者が社会とのギャップを感じて苦しんでいる時にできるフォローは何か考えることも大切だと感じています。

自分は何かを作り上げること、最後まで調べきることが苦手だと改めて感じました。けれども、どんな人がこの先待っていて、そのために何をしなければならないのか?また、業務のスリム化に関しても社内の1作業が省略されればもっと事業の方に時間が使えるようになることを想像してどのようにすればいいかを考え続けたいです。特に業務の省略化は不十分だったので今後も継続して行っていきたいです。

ユースでインターンをしてみて、いかに自分は受け身であるかを痛感しました。長年蓄積してしまった受け身になってしまうくせを直すは苦しいです。しかし、自分で変わりたいと望んでユースに飛び込んできたのでこの苦しさと向き合いながら成長していきたいです。また、ユースのスタッフはみなさん苦しい時も相談に乗ってくれたり手を貸してくれたりと親身になってくださることが驚きでした。そして何度も助けてもらいました。また、スタッフ研修に参加した際に、問題解決方法・ユースの大切にしたい価値観思いを知り、とても共感し、この人たちと一緒に働きたい!という思いが強くなりました。全然今まで関わりのなかった人たちなのに共感できる部分が多く、ユースのスタッフはじめ、ユースに関わる人たちのあたたかさに触れ、この場所が大好きになりました。

4.今後について

前職を辞め、インターンを経て、スタッフとして雇ってもらえることになりました。ユースの目指す未来に共感してはいるのですが、もっと自分の目指す未来を描きたいです。

苦手なこと・できないことがたくさんあると分かりましたが、苦手なりに少しずつ慣れていったり自分の力をつけていきたいです。その一方で苦しい時に助けてもらいやすいようにするために自分の思いややりたいことを言語化する大切さを実感しています。自分一人だけで頑張らなければと思う必要はなく、人に助けを求められる環境であることが本当にありがたいです。

また、挑戦したいけど何をしたらいいかわからないと思っている学生たちがユースに関わる入り口になるような「YouthTime」を月に1回実施していくことでよりたくさんの学生を巻き込んでいきたいです。Youthtimeは必要とされているか不安になることもありますが、参加したいと思ってもらえるようなイベントは何なのかを試行錯誤しながら作っていきたいと思います。また、イベントを行うに当たって新しく関わってくれる人を増やすためにどのように発信していくのがいいかも試行錯誤していきたいです。

アレットの運営もユースの業務も今まで知らなかったことがたくさんなので見えないこと不安なこともたくさんありますが、アンテナを張り自分から学びにいくマインドを持ち続けて行動していくことが今の自分には大切だと感じています。