過去のインターンシップ
プロジェクト名
“障がい者の働きたい”を広げる!障がい者雇用加速プロジェクト
受入団体
シーデーピージャパン株式会社
プロジェクト概要
“働きたい障がい者”が当たり前に“働く”ことができるために、障がい者を雇用する企業を広げていくこと、そして働きたい障がい者がより適切に支援に繋がるようにすることを実現していくプロジェクト。
障がい(身体、知的、精神、発達、難病等)があっても働きたい想いを持った人たちがいます。その後押しとなる、「法定雇用」や「就労移行支援」など“障がい者の働く”を支えていく社会制度が整いつつあります。
しかしながら、まだ障がい者が適切に働く機会に繋がっていない現状があります(法定雇用達成企業率46.2%)。“働きたい障がい者”が当たり前に“働く”ことができるために、障がい者を雇用する企業を広げていくこと、そして働きたい障がい者がより適切に支援に繋がるようにすることを実現していくプロジェクトです。
本プロジェクトを実施に至る背景には、平成23年度の栃木県労働局の発表によると、障がい者の有効求職者数2,738人で、就職件数が907件となった。就職率は、33.1%。23年度だけで、約67%の1,834人は、“働きたくても働けない”状況にあります。とはいえ、栃木県内には、ハローワークの他、障がい者就業・生活支援センター(6か所)、指定障がい者福祉サービス事業所(就労移行支援・一般型、67か所)などもあります。その内、就労移行支援では、支援を受けられる期間に上限があり、その間に就労に就く必要がありますが、実際はなかなか就労先につながることができず、支援期間の延長で対応していたり、内部雇用するなどしていることもあります。
そのほか、受入企業側は、障がい者への理解も低く、意識的な障がいも導入が進まない一つです。加えて、障がい者も“働く力”を高める就労移行支援を活用せず、 “働く力”が十分ではないまま“働きたい”気持ちだけで就労しようとする現状もあり、マッチングが難しい。
今回のインターンシップの受入組織は、1987年4月に設立された総合人材サービス事業を行う企業であるシーデーピージャパン株式会社(及び県内企業初の特例子会社CDPフロンティア株式会社)。職業紹介事業の企業ノウハウを活かした就労移行支援では、基礎訓練に加えて、企業からの業務オーダーを応えていくことや、きのこの栽培など実践的に“働く力”を育み、障がい者と受入企業のギャップを埋める取り組みを始めています。
本インターンシップでは、企業様への職業紹介に強い障がい者就労移行支援施設の利用者の開拓と受入企業の拡大を行います。しかしながら、前者の障がい者への適切な支援情報の届け方は、業界全体としても確立しておらず、その開拓方法の開発から行うことを期待しています。また受入企業の拡大においては、障がい者への理解不足が導入の障害となっており、受入企業への理解の向上のためのアプローチも必要になると考えています。
関係機関とのネットワークを構築しながら、従来の障がい者就職支援の仕組みや受入企業の真意を知り、より適切に障がい者が就職支援に繋がり、ミスマッチを解決し、一人一人が力を発揮することができる就労環境の一手を創りだしていきます。
募集要項
特徴1
“働きたい障がい者”と“働いてほしい企業”が繋がっていない業界のボトルネックに挑む。
近年、障がい者の雇用は、増加しています。就職を支援する機関もありながら、昨年度のハローワークの窓口だけでも、就職希望者の67%、1834人が就職に就くことができていません。障がい者の就労支援全体も見渡し、より適切に障がい者と企業がつながる仕掛け・仕組みづくりが挑戦の現場です。
特徴2
栃木ではまだまだ少ない、職業紹介のノウハウを持った株式会社の障がい者就労支援がフィールド。
「雇用創造」を社是にし、業務請負、職業紹介、人材派遣等の総合人材サービスを手掛けるシーデーピージャパン株式会社は、県内約800の取引事業所を持つ。その強みを活かした新たな価値創造への挑戦と、代表取締役である田村さんが取り組む「ダイバーシティマネジメント(多様性とプロセスを強みにしていく)」を実現していくことができる。
期待する成果
- 障がい者雇用の受入企業の意識変化、導入検討企業、導入企業の増加
- “働く力”を高めたい障がいのある利用者の増加、障がい者の地位向上
- 他の就労支援機関の課題の把握と自社の強みの特化
仕事内容
- 障がい者雇用の受入企業の開拓と、企業受入の際の障がいの把握。
- 就労意欲のある障がい者へ届く、支援利用案内の拡散。外部に向けた情報発信の強化。
- 他の支援機関とのネットワーク構築。
- 他の就労支援機関が抱える課題の把握と自社の強みを生かした展開案の策定。
得られる経験
- 人(の働く)を支援する環境を創り出す力
- 企業や支援機関など多様なネットワークを構築する力
- 企業が必要としているニーズを知り、ニーズ解消する提案をしていく力
こんな人におススメ
- “働きたいけど働けない人”を支える仕事に就きたい。
- 仕事づくり、雇用創造に関心がある。
- 障がい者雇用に関心がある。
事前課題
なし
募集人数
1名
期間
4ヶ月間 6月3日~9月8日の内300時間程度
勤務要件
勤務頻度
(学期中)2日週10時間程度(日程は、インターン生の都合により)
(長期休暇中)週4日 週30時間程度(日程は、インターン生の都合により)
勤務時間
9:00~18:00のうち要相談(希望者の日程を踏まえ決定)
勤務地
シーデーピージャパン株式会社 本社
(宇都宮市峰2-2-1)
応募方法
希望者は下記内容を明記し、当事務局までお送り下さい。
(当プロジェクトは既に募集を終了しております)
- 氏名
- 連絡先
- 年齢
- 所属
- 希望するプロジェクト
- 一言
- なぜ「“障がい者の働きたい”を広げる!障がい者雇用加速プロジェクト」インターンをしたいのか(文字数は問わず)
応募先
ysn_officeアットマークtochigi-ysn.net
(件名を「インターンシップ希望」としてください)
インターン実施までの流れ
- (問い合わせや事前に相談を希望する。⇒メールまたは電話を下さい。)
- 「インターン希望」の応募メールを送る。
- 「エントリーシート」が届きます。必要事項にご記入頂きに返信してください。
- 事前面談のご連絡を差し上げます。最終面談(受入企業面談)により受入れの決定となります。
- 事前研修、目標設定等の研修後、インターン開始
受入組織紹介
シーデーピージャパン株式会社
事業内容
製造派遣請負事業
IT・メカトロニクス・エレクトロニクス分野におけるエンジニア派遣および受託開発事業
各種有料職業紹介事業
代表者
田村 篤史
設立
1987年4月
CDPフロンティア株式会社
事業内容
ダイバーシティ宇都宮
- 就労移行支援(一般型)
- 計画相談支援
- サテライトオフィス就労
- リワーク支援サービス
さくらきのこ倶楽部
- 就労移行支援
- 障害者雇用のための新規事業「農業ビジネス」のコンサルテーション
経営者からのメッセージ
社会にとって「雇用」とは?自分にとって「仕事」とは?
「人と仕事を繋ぐ」、「企業に労働力を供給する」端的に言えば人材サービスの業務はこのようになります。しかし、一口に人と言ってもそれぞれ「属性」や「多様性」を持ち合わせています。その「属性」や「多様性」を考慮し、様々な課題をクリアすることも人材サービスに欠かせない見えない業務です。
今、人材サービス業界に求められているのは単なる「人と企業」の「雇用」だけではなく「地域や社会」にとって必要な「雇用づくり」も担っています。
インターン生には、他者の「雇用」に触れることで自分にとっての「仕事」を深く考える機会、そして就労弱者と言われている障がい者の雇用を自ら創出し、グローバルスタンダードとなるダイバシティ・マネジメントに対する経験となれば幸いです。
シーデーピージャパン株式会社 代表取締役 田村篤史
代表者経歴
栃木県宇都宮市出身。
大学卒業後IT企業にてSEを担当。
4年間勤務の後シーデーピージャパン株式会社に入社。
営業職、営業所長、事業部長、取締役を経て2010年同社代表取締役に就任。
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シーデーピージャパン株式会社