過去のインターンシップ
プロジェクト名
市民参加を広げる!困窮者に食料を届ける「フードバンク」の支援開拓プロジェクト
受入団体
NPO法人とちぎボランティアネットワーク
プロジェクト概要
食べられるのに捨てられてしまう食品を生活困窮者に提供する新しい民間発の支える仕組み”フードバンク”。食品寄贈や配達、多くのボランティアが活躍する現場で新たな支援者を開拓する。
1995年の阪神大震災を機に、県内で社会的使命感を持つボランティアのネットワークと社会改善の事業に取り組んできたとちぎボランティアネットワーク。設立から一貫して変わらないのは、課題や困難を抱えた個人の支援だ。2010年からは、新しく民間発セーフティネット“フードバンク”始動した。食べられるのに捨ててしまう食品を集め、生活困窮者へ提供していくその仕組みは、個人に加えて企業からの提供されるなど広がりを見せている。
本インターンシップでは、フードバンク事業の事務局中心の運営から、ボランティアと共に事業推進ができるように、その会員・ボランティアの参加のプログラムの開発と発信をしていく。インターン生自身が、フードバンク事業の仕組みを理解し、ボランティアの力をどのように活かしていくか、どうやってボランティアを巻き込んでいくかを考えながら、ボランティアの参加プログラムを開発、 日々、メディアには取り上げられない個人のSOSの声と向き合い、人ひとりの力の大きさとありがたさを実感していく。
募集要項
特徴1
ボランティア参加の仕組みを創る
困っている人を見た時、何か力になりたいと思う気持ちと何をしていいかわからない気持ちになります。そこに、具体的にしてほしいことが分かりやすくがあると、行動への一歩に繋がります。その一歩のために、必要としていることを発信したり、ボランティアにもう一度来てくれるようなく工夫や仕掛けを創ります。
特徴2
生活困窮者のSOSを受け止める
フードバンクの食料配達の中で、生活困窮のリアルに触れることがあります。彼らが社会的には”生活困窮者”と一括りにされがちな中、一人一人の想いを受け止め、これからどうしていくかを、どう寄り添って行くかを考えていきます。
期待する成果
- ボランティアプログラムの開発と発信
- (長期的成果)開発されたボランティアプログラムによって、ボランティアがフードバンクに関わるようになる。
仕事内容
- フードバンク事業のボランティア参加プログラムづくり+発信
- フードバンク事業のお手伝い、仕組みの理解
得られる経験
- 課題解決能力、地域資源活用(コーディネート)能力が高まり、人々の参加の場づくりができるようになります。
- 多様な方々との関わりの中で、コミュニティケーション力を高めることができます。
- 生活困窮者等のSOSを抱える方々のリアルな声と向き合うことで、社会を多角的にみる力が高まります。
- NPOで働くことの“働きがい”や“大変さ”を実感することができます。
対象となる人
- ボランティア支援やボランティアコーディネートに関心がある学生・若者
- 生活困窮者支援や個別SOSの支援に関心がある学生・若者
- ジャーナリストに志望し、社会的発信していく仕事に関心がある学生・若者
- NGO、NPOで働くことを考えている学生・若者
事前課題
なし
期間
9月3日(火)~9月17日(火) (日月休み)
勤務要件
勤務頻度
週5日(1日8時間)
勤務時間
9:30~17:30
勤務地
とちぎボランティアネットワーク
(宇都宮市塙田)
インターン生への活動支援
交通費支給
なし
昼食
なし
インターン生自身の経費負担
なし
応募方法
希望者は下記内容を明記し、当事務局までお送り下さい。
(当プロジェクトは募集は既に終了しております。)
- 氏名
- 連絡先
- 年齢
- 所属
- 希望するプロジェクト
- 一言
- なぜ「フードバンクプロジェクト」インターンをしたいのか(文字数は問わず)
応募先
ysn_officeアットマークtochigi-ysn.net
(件名を「フードバンクプロジェクトインターン希望」としてください)
受入団体紹介
本会は市民ボランティアとともに社会問題の発見、対応、解決方法の模索を行なうことで、直接アマチュアが社会課題を理解し、解決していく運動を推進しています。「個人・個別のSOS」の解決・対応には、その人(たち)の個別の状況に付き合う人が大勢必要です。そうした個別対応の営みの集積が、共同体のたすけあいの文化であり、共同体の体力です。ボランティアと共に「文化としてのボランティア」=助け合いを育むことが本会の基本的なスタンスです。
NPO法人とちぎボランティアネットワーク
事業内容
ボランティア・コーディネーション事業
NPOに関する相談・協働事業
NPOの研修事業
『とちぎVネット・月刊ボランティア情報』の発行事業
フードバンク事業
路上生活者(ホームレス)支援
災害ボランティア
とちぎコミュニティ基金
URL: http://www.tochigivnet.com/
代表理事
二見令子
設立
1995年3月
代表者からのメッセージ
”フードバンク活動の輪に若者世代を巻き込む活動”
このGENBA CHALLENGEプロジェクト関わろうとする多くの人は、比較的貧困という言葉とは縁のない生活を送っている人が多いのではないかと思います。
しかし、2009年に起こったリーマンショック以降、景気低迷により派遣切りなどによる雇用調整により、仕事や住む場所を失ってしまう人が増えています。例えば就職できない、会社の業績不振で失業、仕事はしているけど低賃金、母子家庭で収入は母親のパート賃金のみ、人間関係を築くのが苦手で仕事が長続きしないなどです。そのような厳しい状態でも「人間食べ物があればなんとか生きていくことでできる。」このような思いでフードバンクを始めました。
フードバンクを簡単に説明すると、無償で食品を個人や企業から寄贈していただき無償で困窮した人たちを対象に食品を配る仕組みのことです。様々な理由で賞味・消費期限があるのに廃棄されてしまう食品や、心ある個人から食品を無償で頂き、無償で困窮してしまっている人や福祉施設に食品を配達したり、受け取りに来ていただいています。
活動を開始した頃は、東日本大震災で他県から避難してきた人を対象に米を配ったり、その後は目で困窮者という事がわかる路上生活者への支援を中心に活動していました。この活動がある程度知られてくるようになると、失業して困窮している人やDV(家庭内暴力)で夫から逃げて隠れるように住んでいて困窮している人等様々な理由によるSOSがフードバンクに来るようになりました。
現在のフードバンク活動の問題点はまだ認知度が低いため、困窮している人達へ提供する食品が不足しているのと活動資金が不足している事です。 若い人に若い人ならではの方法でこの制度の隙間を埋めるセーフティーネットの考え方を特に同じ世代の人を中心にどのように広めて行くのかを一緒に考えて行きたいと思っています。
NPO法人とちぎボランティアネットワーク 事務局長 矢野 正広
代表者経歴
高校の時から在宅障害者と友達になり以来ボランティア歴33年。難民問題、全身性障害者の自立生活運動、ボランティア自主広報誌づくり、福祉系イベント各種の活動等をしつつ、福祉作業所勤務。のち有機農業見習い、編集者・校正者を経て、NGO/NPOのための編集プロダクションを自営。95年阪神淡路大震災での救援活動を契機に、ボランティア・コーディネートの専門機関(ボランティアセンター&NPO支援センター)として栃木県域の中間支援団体「NPO法人とちぎボランティアネットワーク」を設立。事務局長に。
国内災害関係では日本海重油災害、栃木・那須水害、広島・呉水害、東海水害、高知県西部水害、宮城県北部連続地震、新潟水害、新潟中越地震、中越沖地震、岩手宮城内陸部地震、奄美水害、新燃岳噴火災害などで救援、復興支援を行う。
宇都宮大学国際学部(大学院)非常勤講師。
震災がつなぐ全国ネットワーク前事務局長
事前に調べておこう
NPO法人とちぎボランティアネットワーク