わたしたちのまちの地域資源を、新しい視点で繋ぎ、結び直す。

その先に見えてくるものは?

地域づくりで大切にしたいことを、講義と事例研究とアクティブワークで考えるセミナーです。

「編集」の思考と視点をもって、自分のまちに目を向けてみませんか??

地域編集論nightでは、講師の簑田理香氏が、宇都宮大学で企画・担当している講義「地域編集論ー地域振興と情報発信」を、社会人向けに再編集して実施するものです。簑田氏は、情報を「集」めて「編」む「編集」という活動の考え方やスキルは、地域づくりの現場で、課題解決のための道筋を考えていく「企画」においても有用だと考えています。その思考や事例の一端に触れ、さまざまな地域での施策や活動に活かせるように、参加者の皆さんと一緒に考えていくプログラムです。

対象

20~40代の地域づくり施策に携わる人々

講師紹介

簑田理香 氏

宇都宮大学地域連携教育研究センターCOC+ 特任准教授/地域連携コーディネーター。

熊本県生まれ。福岡、東京、宇都宮を経て25年前から益子町の住人。教育系出版社勤務を経て、フリーランスの編集・ライター・プランナーとして様々な媒体で活動。益子町任期付職員、「土祭2015」プロジェクトマネージャーを経て、2016年より現職。益子町の地域コミュニテイ「ヒジノワCAFE&SPACE」などを拠点に、さまざまな場作りやプロジェクトを展開中。地域編集室簑田理香事務所 主宰。益子の人と暮らしを伝える『ミチカケ』編集人。

宇都宮大学COC+事業「18歳からのとちぎ仕事学」 http://cocplus.utsunomiya-u.ac.jp/

ヒジノワCAFE&SPACE http://hijinowa.net/

ミチカケ http://michikake-mashiko.wixsite.com/town/–c12mx

土祭2015 http://hijisai.jp/

地域編集室 http://editorialyabucozy.jp/

 

スケジュール/内容

【1】9月20日(水)19:30-21:30

わたしたちは日々、編集活動を繰り返して生きている
…編集者の編集と、生活者の編集…

⑴自己紹介にかえて|益子町「ミチカケ」創刊趣旨と編集方針
⑵編集とは?|わたしを伝えるワークショップ
⑶編集の思考と技術
⑷地域発信メディアの適切な編集/不適切な編集を考える①|映像視聴と意見交換

【2】10月18日(水)19:30-21:30

川に放した稚魚は、成魚となって地域に還流するか?
…地域づくりに役立つ適切な編集的思考を考える…

⑴お題への回答の持ち寄りとグループディスカッション
⑵地域発信メディアの適切な編集/不適切な編集を考える②|ジャンル別冊子の検討とグループワーク
⑶編集の理解から、編集的思考の理解へ
⑷地域づくりに有用な編集的思考の6つのステップ
(事例|徳島県神山町 / 佐那河内村のプロジェクトほか)

【3】11月22日(水)19:30-21:30

課題はどこから生まれ、可能性はどこに在るか?
…編集的思考に基づく地域振興企画の考え方…

⑴お題への回答の持ち寄りとグループディスカッション
⑵地域資源/地域課題の掘り起こし方と活かし方、伝え方〜
(事例|益子町「風土・風景を読みとくプロジェクト」ほか)
⑶地域振興における「企画」とは?
(事例とグループワーク|明治時代の趣意書の読み解き)
⑷企画書には何を描くべきか? 企画書はなぜ必要か?

【4】12月20日(水)19:30-21:30

花火が上がらない空の下でも花は咲く
…内発的・持続的な地域づくりのために…

⑴地域の自己検証力・自己治癒力を上げるには
(事例|岩手県紫波町の事例を通して)
⑵お題の持ち寄り・発表
⑶今回のタイトルの意味について

共催

 宇都宮大学 地域連携教育研究センターCOC+「とちぎ仕事学」部門