2016年11月から始まった地域おこし協力隊としての活動も早5か月。

研修後半もより一層地域に密着した環境で行うことが出来ました。

12月からは主に市内で活動する団体にインターンをさせていただきながら今後の起業やプロジェクトの具体的な計画を練っていく時間となりました。

週2回ほどのインターンシップは、主に地域の食資源を活用し、那須烏山を市外に発信していくための商品作りを手掛けている任意団体の烏合の手にお世話になりました。

 

私自身、食資源に関心が高いので、こちらの既存のトマトジュース、梨ジュースに加え今回新たに挑戦しようとしていた北限の国見のみかんを使ったジュースつくりのプロジェクトに興味をもち参加させていただきました。

まずはみかん農家さんを訪問しお話をさせていただくところからはじまり、初対面の方に耳を傾けてもらい交渉するのは私の苦手とするところでしたが、サポートもありなんとか話をまとめることが出来ました。

今年は不作だったため殆どの農家は家族や親戚で消費する分しか在庫がなかったのですが私たちの活動に賛同してくださり分けていただくことが出来ました。

また一方、著しく後継者問題に直面している地域なので、高齢の方が一人で経営されているのを目の当たりにし、深刻さを肌で感じました。

 

試行錯誤しながら約140本のみかんジュースが完成したころには既に予約が入り行き先がほぼ決まっていたので国見のみかんの注目度が高いと実感しました。

 

そして、出来上がったジュースを持参し実際に手にしてもらうと、また来年も協力しましょうと、目に見えるものがあると一気に信頼度がアップすることを学びました。

また、業務以外にもメンバーの方々と家族ぐるみのお付き合いをさせていただき、その中で身近な人の役に立ちたいという意識が芽生え、地域に貢献するという本当の意味が見えてきたような気がしました。

 

研修も一段落しいよいよアクションに移行する時期となり、短期、中期、長期の目標を携えて取り組んでいます。

今回の国見のみかんジュースでもわかるように豊かな資源を持っているのにもかかわらず誰も手を付けないものが那須烏山市には数多く埋もれています。その資源を活用し、自らも楽しみながら地域を盛り上げていきたいです。