栃木の人たちに、福島の「今」を実際に足を運んで感じてもらいたい。

そんな想いで始めたこの旅も今回で4回目を迎えます。

「農業」をテーマに盛り込んだ今回の旅。県内の学生を中心に、6名の参加者が集まり、福島県いわき市に向かいました。

最初に向かったのは、木田ファーム。ここの農家の木田さんが数年前から取り組んでいるオリーブプロジェクトについてお話を聞きました。いわきには以前からさくさんの耕作放棄地がありました。そんな中、人々惹きつけるような作物をつくろうと始まったのがオリーブプロジェクトでした。現在、オリーブの葉を使用してたくさんの商品が開発されています。オリーブティーや、葉の粉末をねりこんだケーキなどがあり、どれも大人気のようです。

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オリーブ畑を見せていただくと、そこにはたくさんの立派に育ったオリーブの木があり、小さなオリーブの実がなっていました。実はまだ小さいですが、これからどんどん熟していくようです。秋には、オリーブの収穫祭を開催するようです。このプロジェクトがこれからどんな広がりを見せてくれるのでしょうか。栃木からもオリーブプロジェクトを応援していきたいですね。

お昼ごはんは、木田ファームのすぐ近くにある中華料理屋の華正樓でいただきました。このお店は、地元の食材をふんだんに使ったお料理で有名です。チキンのオクラソースがけやトマトの麻婆豆腐など、ボリュームも満点で、とても美味しかったです。

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次に浜風商店街へ。浜風商店街は、久之浜地区にある復興商店街で、食堂やお店など が並んでいます。写真がたくさん展示されており、震災当時の状況も知ることができます。女性が津波が来た日の経験をお話してくれ、当時の状況や、今後の災害に備えるために用意しておいたほうがいいものなどを知ることができました。ここの方々は、いつも私達をあたたく迎えてくれ、気さくにいろいろお話をしてくれます。10円コロッケや、ごぼうチップスなど、おいしい食べ物のたくさん売っていて、いろいろお話をしながら楽しく時間を過ごしました。

最後に寄った道の駅よつくら港では、たくさんの手仕事商品を発見しました。オーガニックコットンの手ぬぐいやミニタオル、平商業高校の生徒さんが開発したどらやきなどがあり、FukuFukuメンバーも嬉しくなって購入。道の駅からも手仕事商品のつくり手さんのがんばりを感じることができました。

福島に足を運んでみると、色々なことに気づけます。風景を見て気づくこと、人から話を聞いて気づくこと。

これからも、福島と栃木をつなげられるような活動を続けていこうと思います。

木田さん、浜風商店街のみなさま、ありがとうございました。