働く「不安/悩み」に会社が答え、会社を魅せる新しい就活イベント

宇都宮共和大学を会場に、トチギシゴトフェスを開催しました。当日は、81名の学生と、11社23名に地元中小企業の皆様にもお越し頂き、熱気と笑顔のある時間になりました。

このトチギシゴトフェスは、これから働く方の不安に、採用側の企業人材が応え、かつ企業の取組みもお伝え頂き、深い相互理解を目的として開催致しました。

このフェスを開催するに当たっては、10月に当会への短期インターンシップで来た作新大学の学生と共に、学外の就職支援機会への学生の物理的・心理的参加の障害を考えました。その結果、会社のいい話ばかりでは信頼しきれず、どのように自分たちと関わって頂けるかがその会社を理解していけるポイントであることが分かりました。

そこで、通常の企業説明会的就職イベントではなく、各企業にこれから働く人の不安に応得て頂くコンテンツを新しく提案させていただきました。その不安のテーマ設定に関して、宇都宮大学の学生を中心に、働く不安のアンケートを取り、最大公約数的な働く不安を8つのテーマにしました。

シゴトフェス不安テーブル

当日の会場では、緊張の様子が見られる学生たちが、帰り際には笑顔になっていることが印象的でした。裏付けるように、参加者アンケートでも、高い満足度に加えて、初めてこうしたイベントに参加したが、もっとやってほしいなどの嬉しいお声を頂きました。加えて、開催会場となった大学関係者からも学生たちがいい表情をしていて、嬉しいとのことの言葉も頂きました。

本プログラムでは、若者の力を必要とする企業様がいなくては成り立ちませんでした。企業活動の忙しい中にも関わらず、社長自身、また取締役などもお越し下さり、直接学生との対話や相談に応え頂きました。当会からも見ても、自社の成長はもちろんのことですが、その先にある地域社会や未来をも大事にされ、日々挑戦と確認を起している尊敬する企業様ばかりで、その企業様のブースに学生が溢れていることが嬉しかったです。企業様からもこの機会に参加して良かったし、学生との対話の中で気づきや自社を見直すヒントがあったと声を聞いて、企業様にも価値をご提供できたと前向きに捉えております。初めてのプログラムでしたので、運営上のご迷惑やさらに精度を高めるための修正のお声も頂きました。こうした声を大切によりよい機会とすべく改善につなげていきたいと思います。

この度は、広報の段階からも、多くの方々のご協力頂きました。心よりお礼申し上げます。

特に、会場のご提供と学内での周知を下さった宇都宮共和大学様、本事業の主催機関であり、当会のご提案をご一緒いただけた株式会社TBCスキヤツト様、出展企業様の募集広報機会を下さった一般社団法人とちぎニュービジネス協議会様、本当ありがとうございました。

(文:とちぎユースサポーターズネットワーク 岩井)