前回、3ヶ月を振り返ってのレポートを提出してから、さらに3ヶ月が経ち、那須烏山市へ来てからあっという間に半年が過ぎました。

NPO法人とちぎユースサポーターズネットワークの半年間の研修も3月をもって終了しました。これからの2年半をどう過ごすか、研修が無駄にならないように、後半3か月とこの半年を振り返っておきたいと思います。

 

  • 経営の基礎知識研修

趣旨:起業やプロジェクト運営に必要となるスキル(経営の基礎知識等)や考え方を学ぶ。

また地域の課題解決を事業として取り組む「ソーシャルビジネス/ローカルビジネス」についても学ぶ。

 

講師:中小企業診断士 キップルネットワーク代表  清嶋 磨利夫 氏

宇都宮市出身。法政大学社会学部卒。栃木県庁入庁。中小企業振興、地域活性化、観光事業などを担当。県庁在庁中に中小企業診断士を取得。2011年県庁退職し、(株)キップルネットワークを設立。経営コンサルタントとして独立するとともに、宇都宮市内に「café Mario」を開店。特に若者や女性の起業支援に力を入れている。ソーシャルビジネス分野での起業相談対応多数。

 

研修後半は、講師に清嶋さんを迎え、経営の基礎知識を学ぶ研修から始まりました。

2回にわたる研修の1回目は、創業するということについて起業の現状や心構えの部分から、マーケティングや経営の基礎知識を教えて頂きました。

創業・起業に関しては、「3年で7割が廃業という現状」「失敗が前提であること」「1年、1か月、1週間といったスパンで工程表を作成すること」などが印象に残っています。起業の現状は厳しいということを踏まえつつ、1回では成功しない、続けることが大事、ということもとどめておきたいと思います。

経営の基礎知識では、損益計算書の読み方、売上高予測と収支計画、限界利益と損益分岐点の考え方、などの理解を深める内容で、実際に損益計算書を読みながら計算したり、実践に役立つ知識を教わりました。ここの計算や読み方などは、自分も苦手なので慣れる必要があると感じました。

2回目の研修では、「那須烏山市で飲食店をやる。」という前提で事業計画書を作り発表する内容で、3人それぞれの計画書を作成しました。

私は実際には飲食店での起業は考えていませんが、事業を想定して一からプランを作成する経験ができてよかったです。田中君や市田さんの計画書も自分の作ったものとは全然違って面白かったです。将来的に店舗経営を目指しているわけではないですが、この基本的な事業計画書の作り方は今後も参考にしていきたいです。

 

  • 企画づくり演習

趣旨:企業やプロジェクト運営に必要となる企画や事業の立て方のスキルや考え方を学び、今後取り組んでいきたいことを企画書に落とし込む。

講師にNPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク 理事・事務局長の古河さんを迎え、3/24の活動報告会に向けた各自の事業プランを数回に渡りブラッシュアップしていきました。

途中で考えがまとまらなくなったり、そのたびに何度も練り直し、夜遅くまでかかることもありましたが、古河さんとユースサポーターズネットワークの渡邊さんにもご協力頂き、なんとか報告会で発表するまでに至りました。

 

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