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- 地域おこし協力隊活動報告会
日時:3月24日(金)18:00~21:00
場所:那須烏山市商工会館 2階
概要:市内関係者や市民へ隊員の活動について理解を深めてもらうため、隊員の活動意義についての講演と隊員の活動報告を行う。
市長をはじめ、市議会議員、インターンシップ等でお世話になった方々、研修講師、市職員、市民の方たちの前で、半年の活動報告と今後の事業プランを発表しました。
また、ゲストとして、岡山県美作市地域おこし協力隊OBで「一般社団法人村楽」の東大史さんを招き、【地域おこし協力隊 失敗の本質 ~若者の未来を奪う「ブラック自治体」にならないために~】という内容でスピーチを頂きました。
この場でこういったテーマの話をして頂いたのは有り難く、また自分にとってもとても刺激になりました。
多くの人の前で発表するのは大変緊張しましたが、今後も市内で応援してくれる方を得るためにも必要なことなので、無事に終了できてよかったと思います。
自分が発表した事業プランは、「ナスカラの魅力を再発見&発信 ローカルメディアプロジェクト」と題し、Webサイトを作って市の魅力を発信していくというものです。
まだ那須烏山市へ来たことのない外向けと、住んでいる人に向けた中向けと、両方を意識して運営していきたいと考えています。そして、ゆくゆくは地元の方にも見る側から一緒に発信する側へ回ってもらいたいと思っています。
とはいうものの、自分はWebサイトの運営など素人なので、アドバイスや運営のコツなど協力してくれる方がいましたら、是非ご協力いただけれたらと思います。よろしくお願い致します。
- 市内ソーシャル団体インターンシップ
市内で活動している団体の中から6団体を紹介して頂き、3か月間インターンシップをするというプログラム。
私は、「NPO法人里山大木須を愛する会」でインターンシップさせて頂きました。
一昨年度に古民家をリノベーションして開業した都市農村交流施設「ほたるの里 古民家」を所有していますが、冬場は宿泊客がほとんどいないので、里山の冬の仕事ということで、「炭焼き」の作業を体験させてもらいました。
山から木を切り出すところから、炭窯へ原木を入れ、できた炭を取り出すところまで一連の流れを体験させて頂きました。
今回のインターンシップで形にするが出来ませんでしたが、炭焼き体験をツアーやイベントにできないか、また、出来上がった炭の販路や使用方法を考えて、体験を踏まえて私なりの提案書を提出させて頂き、終了となりました。
今回受入れていただいた大木須を愛する会の皆さんには、危ない仕事もある中で、私が実際にできる作業をやらせてもらい、大変感謝しております。また、山の仕事の大変さや、炭焼きの奥の深さなど、一緒に作業しなければ分からなかったことも多く、実際に自分の目で見る、自分で現場を体験するということは大切なことだと改めて実感しました。
冬の外での力仕事は大変でしたが、自然の中での作業はスケールが大きくて気持ちよく、貴重な経験ができました。この経験を踏まえて、次の冬はツアーなり炭の販路拡大など、実際に何かしら貢献できたるようにしたいです。
- 先輩隊員訪問
今回、研修の一環として、県内外の地域おこし協力隊の活動を視察するという「先輩隊員の活動訪問」というのが用意されていましたが、残念ながら実施することができませんでした。
各自で訪問したい自治体を調査し、3人で話し合って訪問先を決定したのですが、第一希望の自治体しか決めておらず、第二希望や第三希望を用意していなかったこと、日程調整など計画的に動かなかったことなど、いろいろと詰めが甘かったと反省しております。
今後は日程調整にリミットを設ける、代替案などを用意しておくなど、計画的に進められるようにしていきたいです。せっかくの視察ができなかったのは残念ですが、各自調査したことで、参考にしたい自治体やOB・現役の協力隊を新たに知ることができたのは、よかったと思います。今後の自分たちの活動にも活かせればと思います。
ちなみに、候補に挙がった自治体をいくつか紹介したいと思います。
三重県尾鷲市 富山県氷見市 長野県南木曾町 千葉県館山市 長崎県島原市 鳥取県倉吉市 新潟県十日町 岡山県美作市 など。機会があれば、気になるところへ個人的にも訪れてみたいと思います。
・半年を振り返って
昨年の10月にこちらに来て半年間が過ぎました。前回の3ヶ月の時もおなじことを書きましたが、あっという間です。
地域おこし協力隊の任期は3年ですが、半年単位で考えると、あと5回半年を繰り返すと終わってしまいます。これを聞いたとき、3年は長いようで短いと気づきました。
今回、報告会で発表したプランをできる限り計画的に進めていきたいと思います。
が、途中でうまくいかないことや、方向性が変わることもあるかもしれません。変わることは悪いことではないので、軌道修正していくこともあるかと思いますが、自分がどうしてこれをやろうと思ったのかを忘れないようにしていきたいです。
自分一人では行き詰まることもあると思うので、引き続き、応援よろしくお願い致します。