キャンプ1

若者の力を復興の力に

今年度より隔月開催となったワークキャンプ。 第2回目となるキャンプを、13(土)~14(日)の2日間、実施しました。 今回も運営パートナーである「フクシマ環境未来基地」さんにコーディネートいただきました。今回の参加者は6名(うち初参加の方が5名、1日目のみの参加も含む)でした。

 1日目

朝から汗がしたたる気温の中出発しましたが、到着したいわきは、海風が気持ち良くて、全然気温が異なっていました。夏は涼しくて、冬は暖かくて、過ごしやすいといわきの方々が言っていたのを思い出しました。

さて、1日目のAMは、いわき市で復興支援の中核を担っている3.11被災者を支援するいわき連絡協議会:通称「みんぷく」さんへお邪魔して、事務局長の赤池さんからお話しをうかがいました。赤池さんには、以前からワークキャンプでお世話になっており、今回も3.11からこれまでのいわきの状況や今のトピックについてなどうかがい、参加者からの様々な質問に答えていただきました。 色んな視点からお話しを聞いて、毎回違う発見があります。「支援には大きいや小さいはない。」、「ボランティアは出来る時にやる。出来る事はこれからもたくさんある。」、など、動き出したい若者へ向けてたくさんのメッセージをいただきました。赤池さん、ありがとうございました。

午後は、フクシマ環境未来基地さんが取り組んでいる「苗木 for いわき」のフィールドを見学した後、いわき市の北部、原発から30Km圏に位置する「久ノ浜」へ。ここは津波の被害が甚大だった場所です。

その後、久ノ浜の復興商店街「浜風商店街」へ。駄菓子屋さんや電気屋さん以外にも、震災直後の写真やメッセージなど、3.11からの様子がわかる展示などがありました。お昼は商店街にある食堂で。(チャーハンうまい)商店街のみなさんのおもてなしがとても心地よくて、あたたかい気持ちになりました。

夕方は、いわき市の山間部、三和地区へ。ここにあるフクシマ環境未来基地さんの事務所兼宿泊所でお泊りです。夕食となるじゃがいもの収穫と、明日の工作教室で使用する竹のパーツの準備を行いました。地元のおじいさんとおばあさんのお宅で夕食をとって、濃い一日が終了となりました。

2日目

2日目のAMは、富岡町生活復興支援センター『いわき平交流サロン』にて、竹工作教室の運営サポートです。バランスとんぼという竹で出来たやじろべーづくりを行いました。昨日準備したパーツを、小刀を使って、少しずつ形を整えていきます。昔鉛筆をけずってから、慣れているんだというお母さん、初めて小刀を使う小学生、みんなで試行錯誤しながら作っていたら、あっという間に終了の時間となり、お話しと心地よい集中の時間となりました。その後はサンドイッチ食べながら、みんなで交流タイム。参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。

PMは、前回お世話になった木田ファームの木田さんのお手伝いです。はたけでは、夏は草との戦いです。すくすくと作物が育つためにも、草をやっつける必要があります。作業で疲れたら、採れたてトマトの丸かじりで水分補給。これが最高にうまい!!短い時間でしたが、メンバーみんなでなんとか畑1枚をキレイにすることができました。

木田さんから、最後に「オリーブを軸とした双葉8町村の活性化」のアイデアについて、話を伺いました。

聞いているわたしたちも、わくわくしてしまうような期待溢れるアイデアで、ぜひとも応援させてもらいたいと思っています。 現地ではまだまだニーズはあり、やれることはたくさんあります。自分達への問いや活動について悩み続けながら、これからも足を運び続け、私たちにできることで貢献していきます。

キャンプ2

次回は、9月5日(木)~6(金)となります。多くの方と行けるのを楽しみにしています!!

ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました!!