今回は自分のお店のつくり方やあたらしいことをはじめるヒントを手に入れる機会を若者向けに作りました。ゲストは、宇都宮で人気の古民家カフェ「café Mario」のオーナーで、経営コンサルタントとしても活躍する元県庁職員の清嶋磨利夫さん。参加者は大学生や専門学生、既卒生含め20名程。

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まさに“古民家”です

受付の時間が始まりカフェの入り口で参加者を待っていると、きょろきょろしながら近づいてくる人が大勢。まさに古民家。看板や地図などはありますが、パッと見だとやはりわかりにくいようです。「ここで大丈夫かな?」と少し不安に思いながら入ると、素敵な空間が広がって、そのギャップに萌えてしまいます。テーブルやイスも一つ一つに味があって、素敵な雰囲気。「何が始まるんだろう」と参加者のみなさんの表情は少しくぐもっているようでした。この表情が最後にはどう変化するのか。企画側の一つのワクワクポイントです。

Mario=磨利夫!?

「“まりお”は私の実名です。」そんな珍しい自己紹介から始まった、ゲスト清嶋磨利夫さんの人生のお話。海外へ旅に出たこと、大学を休学したこと、公務員をしていたこと、そしてやっとカフェのこと。驚くような経験が数多くちりばめられていました。密度の高い清嶋さんの人生ストーリーは聞きごたえがありました。清嶋さんは「海外での旅」を強く勧めていました。そこで学んだことが今の仕事にも役立っているからこそなのでしょう。

アイデアには出し方がある

次はユーススタッフの古河さんが話すアイデアの出し方。「例えば、銭湯に行くのもそれぞれ目的が違うんです。疲れを癒すため、そこにいるお客さんと話をすること、、、。手段ではなく目的を考えると、今のカタチにとらわれず新しいものを生み出すことができるようになりますよ。」とても納得しました。今回はそれを“カフェ”に当てはめて考えればいいんですね。

カフェ体験の共有からマイカフェを作ろう

参加者それぞれが持つ“カフェの思い出”をグループで話し合いました。高校生が騒いでいて困った話、居心地が良すぎて眠ってしまった話、800円払うならラーメン食べたいと思ってしまった話まで。(笑)一人一人違った目的を持ってカフェに行っていることがここでわかりました。そしていよいよマイカフェを作ろう。カフェ本を読んだり、カフェマリオを散策したりしながら、みなさんすらすらとペンが進みます。

私はこういうカフェがやりたい!!

最後はプレゼンの時間です。カフェ好きが集まっただけあって、みなさん熱いです。サッカーカフェ、読書カフェ、英会話カフェなど、それぞれ自分の好きなこととカフェに行く人のニーズを照らし合わせながら作った素敵なアイデアでした。カフェに限らずですが、今回の参加者の7割は将来的に起業を考えているとのこと。これからが楽しみです。

そして近々ユースのiDea→NEXT(アイデアプランコンテスト)の募集が始まります。
みなさんのご応募、期待しています!

清嶋さん、参加者のみなさん、ありがとうございました。