ソーシャルグッドファクトリー第1弾
人と地域を元気にするソーシャルグッド(“社会的によいこと”)をテーマに、そのような取り組みで活躍している方のお話を聞き、未来の姿を共に考え、デザインするヒントを得るトークイベントを2016年9月24日(土)に開催しました。
今回はゲストに、株式会社みやじ豚代表取締役社長/NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事の宮治勇輔さんと、株式会社和える代表取締役の矢島里佳さんをお迎えしました。
ゲストトーク
開会の挨拶も早々に早速ゲストトークが始まります。最初はお二人にそれぞれの活動や理念について語っていただきました。
株式会社みやじ豚代表取締役社長
NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔さん
大学卒業後は東京で就職をしたという宮治さん。
勤めていた会社を退職後は神奈川に帰郷し、実家の養豚業を継ごうとしていましたが、弟さんが家業を継いでいました。そのためご自身はプロデュースに専念し、家業を株式会社化、独自の直販システムとBBQイベントによるマーケティングで、実家のみやじ豚をブランド化させることに成功しました。
またNPO法人農家のこせがれネットワークを設立し、「一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に。」という想いで、各地で講演も行っています。(この日もありがとうございます!)
宮路さんの口からは、後継者を増やすため求められる産業やビジネスモデルをつくることなど、価値を生み出すことに対するご自身の理念や情報の捉え方が語られました。
株式会社和える代表取締役
矢島里佳さん
そして次は矢島さんのお話が続きます。
職人と伝統の魅力に惹かれ19歳のときから全国各地を訪れていたという矢島さん。「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いから、大学4年時である2011年3月、株式会社和えるを創業させました。
和えるのブランド、0から6歳の伝統ブランドaeruでは大人になってからでも使える職人の手による伝統的工芸の日用品を販売し、日常の暮らしからもっと伝統的な職人の技に、そして日本らしさに出会えるように、という想いが込められていることを語られました。
そして商品の購入してもらうだけではなく、店舗にお客さんが足を運び、伝統工芸品の価値や世界観を見てのもらうことも、価値があるということも話されていました。
また当日は矢島さんの著書「和える-aeru- (伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家)」も販売しました。皆さんご本人のお話のあとで興味が尽きなかった模様で多くの方が手に取り、購入されていました。
トークセッション
そしてお二人のそれぞれの活動が終わった後は、とちぎユースサポーターズネットワーク古河とゲストのお二人を交え、3人でのトークセッションに。
実は大学時代より旧知の仲だったという宮治さんと矢島さん。
参加者の皆さんからのゲストのお二人への質問シートを前に、それに対するコメントにとどまらず、膨らませた話なども飛び出しました。ソーシャルグッド(“社会的によいこと”)に興味がある人・活動を志す人に対するメッセージが語られ、お二人の仲のよさも相まって、終始にぎやかなトークセッションとなりました。
交流会
そして最後は宮路さんに乾杯の音頭をとっていただき、参加者同士の交流会を開催。さまざまな立場から、そして想いから、本日のトークイベントに参加した者同士、四方山話や自身の活動や試みの話など、思い思いのときを過ごす時間となりました。
最後に
こうして3時間という長丁場になりましたソーシャルグッドカフェも無事、終了となりました。ご参加いただきました皆さん誠にありがとうございました。そしてゲストの宮治勇輔さん、矢島里佳さん…ご協力いただき誠にありがとうございます!
「ソーシャルグッドファクトリー」第一弾として開催したこのトークイベントですが、第二弾として『皆さん自身の』社会をよくするアイデアをカタチにするための連続セミナー「社会をよくするシゴトのつくりかた」を10月12日より開催します。こちらのご参加もお待ちしております!