「ソーシャルグッド(“社会をよくすること”)」に取り組むはじめの1歩。

今年度より開催している「“社会をよくすること”→ソーシャルグッド」な取り組みについての企画「ソーシャルグッドファクトリー」。そしてその第2弾である全4回の企画「社会をよくするシゴトのつくりかた」。参加者の皆さん自身が考えるソーシャルグッドな取り組みをカタチにしていくためのプログラムとなっています。

10月12日の第1回目に続き、2週間後の10月28日に第2回目を開催いたしました。

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イントロダクション

この日はまずは参加者の皆さん自身、セミナーに参加した理由や“社会をよくするシゴト”の感じている可能性などを振り返ってもらうワークショップから始まります。その後は共有を含め、前回に引き続き、参加者同士の自己紹介の時間に。前回と違うテーブルに座った参加者同士、今回も新たにそれぞれの視点や想い、アイデアに花が咲き、場が温まっていきます。

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先輩起業家の事例を学ぶ

今回も前回に引き続き、事例や考え方のインプットのためにゲストにお越しいただきました。この日は株式会社タウンキッチン代表取締役を務めている北池智一郎さんに先輩起業家としてのご自身の起業プロセスに関してのお話などをしていただきました。

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大学卒業後は東京の大企業に勤めていたという北池さん。

その後、自身のスキルアップのためにも外資系コンサルティング会社に転職するも、毎晩終電帰りの生活をする中、食生活が疎かになっていきましたが、そんな時間では「温かく健康的な食事がとれないこと」に疑問を感じていました。さらに仕事でさまざまなコンサルティング業を行う中、物質的ではない精神的な豊かさを与えられる仕事をしたいとの想いで、退職しフリーランスの道へ。

NPOなどへのインターンシップを行う中、塾通いが多い現代の子どもたちの塾の始まる前の夕食が栄養に偏りがある外食中心であることに問題意識を持ち、彼らにちゃんとした食事を食べてもらいたい、そして主婦のお母さん方にも社会的な意識を持つ人がいるのではないか、という思いから、自身の立ち上げた事業(のちのタウンキッチン)で手作りご飯を買い取り、それを販売するというモデルを考えました。お話の中ではヒアリングの重要性を説かれ、最初の最初はトライアル実施のために全く知らない人たちに100人ヒアリング(!!)を行ったとのこと。

一方、社会課題解決を担う人材を少しでも増やしたいという想いから、近年ではそのようなリーダーを育てる活動などにも注力しているそうです。

またその後の質疑応答では、皆さんからの質問に北池さんが回答していきます。こちらでもヒアリングの重要性、とりわけ頭で考えてるのではなく、『足の裏で(聞きまわることで)』考えることが大事、とお話しされていました。

ワークショップ

北池さんの話によるインプットの次は本日2回目の参加者の皆さん自身によるワークショップの時間です。今度は「あなたの旗をたてよう!」というシートを用意し、参加者の方自身が取り組みたい社会課題はどのような課題なのか、誰が困っているのか等、いろいろな角度から社会的課題見つめてもらい、自身の体験がどうつながっているのか、考えてもらいました。

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クロージング

最後に北池さんに「小さな失敗を繰り返さなければ成功は生まれない」「活動は自分が『軸』になる/『軸』を定めることに時間をかける/『軸』は自分の中で考えるのではなく、人に聞くことで生み出す」と締めのを頂き、第2回目のプログラムは終了となりました。

参加者の皆さん、お疲れ様でした。ゲストの北池さんもご協力誠にありがとうございました。今回でインプットのゲストトークは終了し、次回2週間後の11月9日(水)よりいよいよ本格的に参加者の皆さんのアイデアをカタチにするためのワークショップ中心のプログラムに入ります。

全4回のプログラムの折り返しの2回が終わりましたが、残り2回もよろしくお願いいたします。