2014年度からの新プロジェクト始動
宇都宮から車で1時間ほど東にある茂木町竹原地区。里山が多く残る美しいこの集落でも、竹林被害が拡大していました。
竹林に人の手を入れ整備し竹林被害を防ぐため、今年はトチギ環境未来基地さんと一緒に年間6回程度活動していきます。
竹林被害とは?
中山間地での高齢化や過疎化、化学製品の増加などによって、森の手入れが行われなくなったことで、里山林の荒廃が進んでいます。竹は生育が早く2~3か月で20メートルにもなり、竹が増えることにより充分な太陽の光をうけることができなくなった様々な植物は生長できなくなります。そうすると、既存の植生が失われ、畑や家への侵食被害、根が浅いため土砂災害を引き起こしたりします。
そして、今回がその第1回目。県内の色んな大学の学生、社会人の方々11名と東京の大学生9名の計20名に加え、竹伐採の指導役として地球緑化センターのベテランの方々も来てくださいました。
車で通り過ぎるだけだと一見きれいな森に見えますが、一歩その森の中に足を踏み入れると、鬱蒼として暗く、荒れています。参加者みんなで声を掛けあい、協力し合いながら竹を一本一本切り倒していく毎に、太陽の光が森の中に差してくるのを実感できました。既存の植生を守り、森の力を維持していくためにも、人の手を入れていくことの大切に気づく時間ともなりました。
また色んな世代の人たちと竹を切りながら、楽しく交流することもこういった活動の醍醐味です。普段出会えない方々との交流は色んな発見があり、世界がひろがりました。
仲間求む!
より竹林被害を防ぎ、維持管理していくためにも、継続した管理に加え竹の有効活用法の発見など、まだまだ出来る事、やるべき事はたくさんあります。参加してくださった皆様、どうもありがとうございます!!引き続き一緒に活動する仲間を求めています。