ソーシャルビジネスのもつ可能性を発信
世界でソーシャルアントレプレナーの育成・支援を行っているアショカ財団の日本支部の代表渡邉奈々さんをはじめ、県内でソーシャルビジネスを実践している3名の起業家の方々にお越しいただき、ソーシャルビジネスの理解促進とその可能性を発信するフォーラムを実施しました。当日は、社会人から起業家、学生など50名を越える方々にご参加をいただきました。
基調講演
基調講演は、一般社団法人アショカ・ジャパン 代表理事 渡邉奈々さんにより「なぜ今ソーシャルビジネスが求められているのか?」と題し、お話を伺いました。
これまでアショカでサポートしてきた世界中の事例を元に、ソーシャルビジネスの社会状況や取り組む上での大切なポイントなどをお話いただきました。たくさんの箴言をいただきましたが、その中でも「言葉ではなく、行動で目に見える成果を」という言葉に共感しました。私たちも行動することの価値、その成果の見える化を大切にしていきます。
トークセッション
ご登壇いただいたのは、基調講演に引き続き渡邉さん、分科会で事例を話していただく、株式会社パン・アキモトの秋元さん、株式会社夢創造の野口さん、有限会社ドンカメ小久保さんの4名のみなさま。当会の岩井がコーディネートさせていただきました。ソーシャルビジネスの必要性やその可能性、取り組む上で大切にしていることなど、それぞれの経験に裏付けされた言葉には、重みとこれからチャレンジする人々へのエールが込められていました。
分科会
ソーシャルビジネスを俯瞰したのちは、事例を通して深めていく分科会の時間。分科会は以下の3つのうち興味がある分野に分かれ、話をうかがいました。講師たちのアツいトークにひきこまれ、活動にいたる経緯やその想い。今の取り組み、これからについてなど、参加した人にとって、ソーシャルビジネスを間近に感じられ、刺激となったようです。
【分科会①】「備蓄用缶パンで海外困窮者支援」株式会社パン・アキモト 代表取締役 秋元 義彦 氏
【分科会②】「地域の資源でまちおこし」株式会社夢創造 代表取締役 野口 勝明 氏
【分科会③】「循環するまちづくり」有限会社ドンカメ 代表取締役 小久保 行雄 氏
山積する課題を抱えた日本には、ソ—シャルビジネスの芽が生まれ始めています。これまでちょっと遠い話だったソーシャルビジネスが、少しでも身近に感じられたら幸いです。
ご参加いただいた皆様、ご協力くださった講師の方々、宇都宮大学および宇都宮市の方々、ボランティアスタッフの皆様、誠にありがとうございました。
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参加者の声(一部抜粋)
- 正直軽い気持ちで参加したのですが想像の100倍興味深く、自分自身の栄養になりました(20代女性・学生)
- 私は起業を目指して現在準備中です。今回のフォーラムを通して決意を新たにすることができました。(20代男性・学生)
- 仲間を強力に集める(?)こと。やりたいことを継続することの大切さを改めて感じさせてもらった(40代男性・企業)
- 初めて知りました。こんな素晴らしいシステムがあること、世界中に希望を持てる若者たちが存在することに感動です。(60代女性・自営)
・・・・・・などなど