9/27、栃木県茂木町にて竹林整備プロジェクトを実施しました。日本の多様な生態系を育み、守ってきたのが里山です。私たちの食べ物を支えてきたのも里山です。今回はそんな里山の荒廃を防ぐために、私たちにできることをしてきました。

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【違う世代の人と話すのって面白い】

今回はいろいろな世代の人が集まりました。働いている人も多く業種も様々。トチギ環境未来基地には短期ボランティアとして、夏休みを利用してきた学生やボランティアをするために会社を1か月休んできた社会人もいました。それぞれが今ここに来るまでのルーツを盛り込みながら自己紹介。今回のプロジェクトの手段は竹切でも、みなさんの目的は様々。とっても面白いですね。こんな人たちと話すのが、竹を切るプロジェクトの中でも面白い一つの要素です。

【竹林を切り開く勇者たち】

「竹を切るぞー」意気込んで入った20数名。そこには“竹”以上の強者が待ち構えていました。とんがった枝や木に絡まるツタや深く根をはる草。使い慣れないカマやナタを上手く動かし、道を切り開いていく彼らは、まさに勇者のようでした。

というふうに数時間頑張った結果、最初は水の流れる音しか聞こえなかった川が見えるようになりました。この感動はその場にいた人にしかわからないでしょう。「川が見えた」それだけで感動しました。

【基地へ帰着】

自然の強さと大切さをかみしめながら闘った(楽しんだ)時間が終わると、お世話になった指導者のみなさんに挨拶をし、基地へ帰りました。同じ目的を持ち、一緒に汗を流した後は、そこにいるのは「知り合い」ではなく「仲間」。振り返りをする時間も笑顔が絶えません。一日で終わってしまうのはもったいないなー、と少し切なくなりました。

【感想】

「竹を切る」そこに集まった人たちは、竹以上に面白いのかもしれない。と、新しい可能性を見出せた回でした。そして生きてきた時代が異なる人たちと話をするのは、自分の人生を見直したり、当たり前に疑問を持ったりする一つのきっかけになるのだとわかりました。