4月29日、当会が運営事務局を務める「とちぎ学生未来創造会議」の今年度最初の体験型プログラム

「里山一日留学‐楽しくタケノコ掘り‐」が実施されました。

 

とちぎ学生未来創造会議(通称“未来会議”)は、栃木県内の学生が地域課題を自らの力で発見し、解決に向けて主体的に行動できる若者を社会に輩出することを目的に発足され、大学関係者やNPO職員などによって運営されています。

 

旬の味覚が楽しめるという魅力も手伝い、定員40名のところ国際医療福祉大学から11名、帝京大学から31名、県外大学から1名の参加があり、大学も学部も異なる大学生が春の気持ちの良い天気の中でフィールドワークを楽しみました。

本企画は、未来会議の運営委員でもあるNPO法人トチギ環境未来基地様の進行の下で実施されました。

トチギ環境未来基地様と共に里山保全活動を行っている「市貝町藤山を保存する会」にもご協力いただき、運営委員含め様々な立場の社会人も参画しながら実施されました。

 

未来基地と藤山を保存する会の両団体様から、活動地域である茂木町竹原地区での里山保全活動の現状や活動の注意点をお伝えいただき、竹林の中へ。

 

はじめはなかなかタケノコを見つけることができませんでしたが、徐々に見つけ方・掘り方のコツも身に付け、1時間弱でたくさん見つけることができました。

同じ活動に取り組む中で、参加者同士の距離もぐっと縮まりました。

お昼には、採れたてのタケノコをその場で調理して試食もさせていただきました。

新鮮なものを生で頂くのも初めての経験だったのではないでしょうか。

 

午後はのこぎりを使った、竹の伐採作業を行いました。

適度に伐採を行うことにより、樹木が健全に育ち、豊かな自然林となっていくそうです。

安全に作業するための指導を頂きながら、チームで声を掛け合い協力して伐採しました。

活動を通して参加者同士の信頼関係も深まったようです。

活動終了後は、トチギ環境未来基地様から里山保全のためにボランティアの力が必要であり、いつでもボランティアを待っているというメッセージと、

未来会議の代表大石より未来会議の以降の活動の案内を行いプログラム終了となりました。

 

終了後の参加者アンケートでは

・竹の子が美味しく、伐採はやりがいがあった。

・人見知りが治った

・竹の伐採の大変さが身に染みて分かった。 若者が率先してやらなくてはいけないと思った。

・ボランティアを企画運営する方々がどんな気持ちや期待を寄せてこのような活動をしているのか知りたいと思いました。

といった回答が寄せられ、楽しみながらも里山保全の重要性と若者が関わる意義を感じてもらうことができました。

未来会議は、学生に対し社会問題について当事者意識を持って考える機会を提供できるよう今後も取り組んでいきます。

里山保全に限らず、地域活動現場の雰囲気を肌で感じてみたい学生さんは是非今後の案内をご期待ください。

里山一日留学の運営にご協力いただいた皆様に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。